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テーマ:今日聴いた音楽(73434)
カテゴリ:J POP(’60年代~現在)
☆日本のミュージックシーンで’67年前後のグループサウンズ全盛時代に活躍した女性歌手のヒット曲を集めてみました。 ひとりで歌っていながらもあたかもバックにエレキバンドがいるようなアレンジがされていて”ひとりGS”という言い方をされる場合もあります。 一番売れた黛ジュンを筆頭に5人を取り上げました。 1、『虹色の湖 / 砂の十字架』中村晃子 ”虹色の湖”は、彼女の大ヒットで代表曲、”砂の十字架”も楽曲自体はこれに劣らず良い。 作曲は、どちらの曲も小川寛興。 2、『恋のハレルヤ / 霧のかなたに』黛ジュン ひとりGSの代表格;黛ジュン、彼女の”恋のハレルヤ”がひとりGSの最初の大ヒットとなるだろう。 後半ストリングスが入るがほぼエレキバンドがバックを勤めている。 2曲目のヒット”霧のかなたに”は、まったくエレキバンドのみのアレンジ。 作曲は”恋のハレルヤ”が鈴木邦彦で”霧のかなたに”中島安敏。 中島は、エミー・ジャクソンの”涙の太陽”の作曲者でもある。 3、『乙女の祈り』黛ジュン ”乙女の祈り”は、ギターのリフを効かせてロック色を強く出している。 作曲は鈴木邦彦だが、曲名はバダジェフスカの名曲『乙女の祈り』から拝借したのだろう。 同様にヴィレッジ・シンガーズ『亜麻色の髪の乙女』も”ドビュッシー”のピアノ曲『亜麻色の髪の乙女』からの拝借だろう。 4、『北国の青い空』奥村チヨ ベンチャーズが奥村チヨに提供した曲でメロディーの美しさは格別。 バックのアレンジはエレキバンドというわけではないが、凝りに凝ったモダンなアレンジで”青空の広がり”を思わせるようなストリングスの使い方も非常に上手い。 アレンジは、作・編曲家の川口真が担当している。 5、『恋のバイカル』梢みわ★ 昨今、ひとりGSの名曲として人気のある曲。 バラライカを使用するなど、ロシアを思わせるようなメロディーとアレンジは魅力的。 作曲は山田隼人、編曲は小野崎孝輔。 6、『むらさきの夜明け』美空ひばり★ ”真っ赤な太陽”が大ヒットした後でこの”むらさきの夜明け”もヒットしている。 作曲は”真っ赤な太陽”と同じく原信夫だが、楽曲から見れば”むらさきの夜明け”のほうが数段優れているように思う。 バックバンドの演奏も迫力があって良い。 今更ながらも、彼女は何を歌わせても上手いことが良く分かる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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