まぼろしの喫茶店
昔々、上京して二年経ち、大学に合格した妹と一緒に住むため、練馬から世田谷に引っ越した。精一杯安い下宿を探したけど、二人なら風呂付の方が経済的と思い、それも運よく、たまたま妹の大学の近くに古い古い奇跡的な割安物件を発見したのだった。そこを発見した帰りに、たまたまみつけた喫茶店で一息ついた。いろいろ見て回って、もうくったくただったし、雨で冷えていた。その店の中庭は、芝生と何本かの木々が美しく見えて、花は無い季節だったと記憶しているのだけど、とてもゆったりした気分になれた。思いの外紅茶も美味しくて、「いい店みつけた!これからここに時々来られるかな」と幸福感に満ちた思いで帰ったのだった。しかし・・・引っ越してしばらくして落ち着いてから、いくら探してもその店がみつからない。方向音痴なので方向を勘違いしてるのだろうと、あらゆる方向を探したが、なんにせよ246沿いなのは間違いなかったはず。おそらくだけど、取り壊されてそれからマンションが建つ工事現場になっていたのだろうと、思ってるんだけど・・・小説などにも多いよね、二度と行けない村とか、店とかの話って。確か、「柿の木珈琲」と言ったと思うしその辺の住所も柿の木坂とか言ったと思うので、たどり着けなかったにしろ実在したお店のはずなんだよね。でもそれからずっと、近所の人やネットでも聞きまわってみたけど、知ってる人に出会ったことが一度も無い。私は食事を作る家事は結構好きだけど、でも外食屋さんやショップができるほどじゃないし、オシャレな盛り付けとかもセンスが無いし、自分で飲食店をやりたいとか、一回も思ったことは無くて。でも、時々思う。夏は、庭の景色・・・緑の木陰やバラの花やが楽しめて、冬は暖炉の火を見ながら、ひとりでもゆっくりできるような・・・そんなお店があればいいのにな~~~って。飲食店としたら、コーヒー一杯でゆっくりされたら採算が合わないだろうけど、でもまずはひっきりなしにいろんな客に「ここが一番」と愛される店になることが大事でもあるんじゃない?庭は私の趣味だし、暖炉は私自身がゆっくり火をみたいだけなんだけど、でも・・・もしも大金があったら、そういうお店作りたい。暖炉は、一人(家族)だけじゃもったいない感じがする。もう少しだけ沢山の人とあったまりたい。店だけ作って、料理とかインテリアとかは自信が無いなんて、全く夢想でしかないんだけども、でもそういう店がこの辺にも一軒位あったってバチはあたらないんじゃない?でも実はあったかい地域だから、家に暖炉は要らないの。熱すぎ。でも広い店舗ならいいのかも。誰か、そういう店作ってくれないかなー。客としてなら、しょっちゅう通うし。庭の草取りボランティア位なら私にも協力できるけど。*************妄想しつつ、調べてみると、薪ストーブ風にも幾つか違いがあるらしい。本格、屋根工事して設置するものだけど、屋根屋さんが勉強して設置してくれるから安心↓静岡県藤枝市の薪ストーブ専門店 焚火屋 設置・施工・メンテナンス (takibiya.org)安定してて手軽なペレット↓こだわり | 森のなかま藤枝 (pellet-sfe.jp)灯油式↓VESTAストーブ | 装置製造、金属板金加工、OEMなら総和工業 (sowa-ind.co.jp)意外とお手軽なのもあるようで、ますます妄想膨らむー。