僕の好きな両国

僕の８月１３日のブログ「芥川龍之介も葛飾北斎もちょっと複雑な気分かも？！ 」で取り上げたのですが、両国界隈を歩けば歩くほど、寂しい気持ちになります。

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８月１３日のブログの抜粋：

両国界隈には、著名人のモニュメントが何気なく建っています。あまりの素っ気無さに気づかないで通り過ぎてしまいます。今日は、二人の著名人の碑を紹介します。

「たらふく」さんの大ふくのすぐ目の前には、「芥川龍之介生育の地」の碑があります。残念ながら、あまり存在感がありません。さらに、ゴミの収集場所のすぐ横にあるのと、コンビニの前にあるためか、よく自転車が止まっていて、ほんとうに寂しい感じがします。




葛飾北斎も両国に縁のある著名人ですね。
葛飾北斎に因んで「北斎通り」と呼ばれる通り沿いに、「葛飾北斎生誕の地」の碑が建っています。
こちらも、自転車が目の前にド～ンと止められていて、存在感が薄い感じがします。この北斎通りは、お隣の錦糸町まで続いていますが、京葉通りと違い静かな雰囲気が漂い、結構好きでよく散歩します。

芥川龍之介の碑も葛飾北斎の碑も、そっけなさ過ぎる気がして、なんとなく侘しい印象を受けます。地元民として、気恥ずかしさを禁じえないです。何とかできないかな～。って考えさせられた一日でした。

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そして、今回新たに哀れな史跡たちを登場させましょう。
程度の良い順です。


【本所松坂町公園の碑】
状　態：　バイク繋留程度（損傷なし）
深刻度：　軽微

　


【初代　三遊亭円朝住居跡】
状　態：　おでこにシール（ちょいとは剥がれない）
深刻度：　軽度（かっちょわるい）

　


【河竹黙阿弥終焉之地】
状　態：　足元変形（かなりまずいでしょう）
深刻度：　中度（修理して欲しいものです）

　


【江川太郎左衛門英龍終焉之地】
（ジョン万次郎もこの地に住んでいました）
状　態：　おでこに付着物（シール剥がし痕跡）
深刻度：　重度（ごみ収集の目印と化している。精神的なダメージ大。）

　



地元の皆さまへ。
僕らの町、両国界隈は、江戸の歴史の多くの標を遺す希少な町です。
ここにある史跡は、僕ら地元住民だけのものではありません。
遥か遠方から、史跡を求めて訪れる人がいます。
その人達が、ガイドブック片手に時間とお金をかけて見に来たものが、このような扱いを受けていたらどのような気持ちになるでしょうか？
きっと、寂しい気持ちになるでしょう。ガッカリもするでしょう。
なにより、江戸時代にそこに暮らし、また終焉を迎え、史跡として残されている当人たちが、この時代に来てこの様子をみたら、江戸時代に戻り、即引越しをするでしょう。すなわち、両国の史跡は存在しなくなるのです。
もちろん、そのようなことはあり得ませんが。。。


史跡を管理している墨田区のご担当者さまへ。
これら史跡を良い状態で保存できるよう良い方法をご検討くださいませ。
よろしくお願い致します。

両国太郎