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両国さくらの日記

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2005年05月08日 XML このブログを購読する

 日本のアパレルメーカー様、是非アジア発のアパレルブランドの日本市場への紹介を【エッセー】
[ カテゴリ未分類&その他の話題 ]    

いや〜、イ・ビョンホン氏のファンの皆さんのパワーは凄かった。カキモトアームズ川崎店の2階の窓から、スタイリストやネイリストの皆さん達と一緒に見てしまった。舞台挨拶と上映を終え、チネチッタの裏から退出しようとする同氏めがけて、ファンの皆さんがドドドドドォーっと走り寄っている姿を。

残念ながら、イ氏本人のお姿を見ることはできなかった。でも明日のワイドショーやスポーツ新聞にはその話題がきっと取り上げられることだろうと楽しみにしております。

それと、昨日のこのブログの中で、イ・ビョンホン氏が主演する映画のタイトルを「甘い生活」と書いたが、「甘い人生」の誤りでした。「甘い生活」は、フェデリコ・フェリーニ監督の映画だよね。御免なさい。どうも最近、ファッション以外のことに関する物覚えが悪くなってしまって(^^;;;。お詫びして訂正致します。

さて、テレビをほとんど見ない私は世の中の動きに実はかなり疎かったりするのだが、それでも最近の韓流、華流ブームの凄さは肌で感じている。うちの会社の上司の中にも韓国ドラマにはまっている人がいるし、街でCDショップに行けば、必ず韓流、華流ミュージシャンの特集が組まれているからだ。

音楽に関していうと、やはり一番先鋭な動きをしているのは、エイベックス・グループだろう。同社は2008年には、日本の“Avex”から、アジアの“Avex”そして世界の“Avex”になる、という目標を発表している。その言葉通り、韓国出身の女性アイドル・BOAの育成と本国への逆輸出に続いて、現在では東方神起、TRAXなど韓国発の新進アイドル、ミュージシャンの日本への紹介を着々と進めている。

こういう動きを、日本のアパレルメーカーさんもそろそろすべき時に来ているんじゃないだろうか。

残念ながら、日本のアパレル業界において、海外ブランドとの合弁会社設立や、ライセンスブランドの展開に熱心なのは、アパレルさんではなく、むしろ商社さんの方だったりする。だが、1970年代頃から盛んに行われてきた欧米のブランドと商社さんとの取り組みは、その多くが自社での100%コントロールを望む外資側の意向によって、契約の解消、直接進出に切り替えられてしまった、というのが現在の状況である。

エイベックス・グループの手法を見ていて感じるのは、「コンテンツの紹介は、自身がコンテンツを作り販促プロモーションをかけて販売している者が手掛けるのが一番ではないか」ということである。韓国発のロックグループ・TRAXのプロデュースに、元X-JAPANのYOSHIKIを起用するなど、日本市場に合った音作り及び販促面での話題作りをうまく行っている。ミュージシャンとのコミュニケーションの問題も、日本のミュージシャンを育てているからこそスムースに行えるのではないかという気がする。こういう動きが、アパレル業界で言うと商社さんの繊維部門では、残念ながらこれまでにおいてはうまく行っていなかったケースの方が多いように思うのだ。

日本の大手アパレルの首脳陣の中には、未だに、「日本人は欧米発のカルチャーに憧れとコンプレックスを抱いている。アジア発のブランドは難しい」との意見を抱いている向きもあるようだが、それは第二次世界大戦後から高度成長期にかけての、その首脳陣達がまだ若く業界が成長期にあった頃の感覚のような気がする。

もちろん、「うちの会社はアジアブランドには一切頼らない。メイド・バイ・ジャパンのみで行く」というポリシーを曲げたくない、うちには確固たる信念があるという企業さんには無理にお勧めはしないが、マーケットサイドに目を転じれば、ここに来て、ミセスも含めた女性達やヤングの感覚は、急速に変化しているように思うのだが。体型やカルチャーの面でも共通項が多く、若々しくエネルギッシュなアジアのブランドに魅力を感じそれを受け入れる素地は急速に固まりつつあると私は感じている。

その時に、彼らアジアのブランドをライバルと見なすのではなく、アパレルとして日々商品企画や店舗開発、販売に苦労している経験を生かし、アライアンス(提携)を組めば良いのである。韓国や台湾、香港、そして中国で売れているブランド、商品と言えども、日本でそのまま売るには問題がいろいろ出てくるはずだからだ。また、プロモーションにも工夫がいるはず。そのお手伝いをするのに最適な存在が、同業者である日本のアパレルさんなのである。

つまり、アパレルメーカーの価値は、コンテンツの開発、即ち商品企画及び店舗開発、販促プロモーション及び販売を行い、日本オリジナルのブランドの育成を行っているところにあるのだ。エイベックス・グループのように、日本発のブランドとアジア発のブランド、双方を手掛けるから相乗効果が出るのである。そこから始めて、今度は逆に日本発のブランドのアジア各国での販売を、取り組み先の企業さんと一緒に行っても良いのではないか。

最終的には、モノを右から左へ流すだけのビジネスではなく、コンテンツが作れる企業が一番強い。そういうアパレルメーカーとアパレルメーカーががっぷり四つに組み、貿易ではなく、コンテンツをよりよくするための取り組みを一緒に行う、というのが私が思い描く21世紀のアジアビジネスのモデルである。

PSその1:本稿の内容は、(有)シナジープランニングの坂口昌章さんの持論にかなり影響を受けたものです。最近の坂口さんのブログ、益々秀逸ですね(トラックバックさせて頂きました)。

PSその2:エイベックス・グループさんの「新コンプライアンス・ポリシー」、本当にカッコいいです。ファッション業界のコンプライアンス・ポリシーにこんな熱い文章あるだろうか。皆さん是非読んで下さい!


最終更新日  2005年05月08日 22時07分45秒
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