コミュニケーションは喜び
コミュニケーションは本能。喜びや充実感を得るという快楽ポイントがある様です。池谷先生は、私の本に出てくる3年生を例にとって話してくださいました。友達にアプローチした事で得られる快楽ポイントを知らなかった例となります。そういえば、どの子にも言える事でしたが、何か一つにでも自信が付くと、どの教科や活動にも十分力を発揮し出すということが見られました。達成感と呼べるもの、快楽と言えるもの、そんな報酬を得た子は強い。特に、自分の中で喜べた子は強い。褒められたこと、点数が上がったことにも報酬ではありますが、それよりも、それを成した自分,求めたこと以上に気づいた自分に喜ぶことが大事ではないかと思います。誰かのために努力するのでなく、自分のために努力する→報酬を得る→また努力したいというシフトが起こる兎に角、内面で何らかの報酬を得た状態になると自信が付いてどんどん伸び出す。自分が友達に声をかけ、仲間で遊ぶ楽しさ。そんな快楽ポイントを知った子どもはもう大丈夫。一度知った蜜の味を求めるのが人間。親友ができ、自分の得意とする折り紙の世界を追求することが促進され、目がキラキラとしてきました。そんな目に家族もまきこまれて折り紙の技術はぐんぐん高まりました。そして、家族や友達からリスペクトされる状況が生まれました。これで更に報酬の質が上がってくるのでしょう。その技術習得に拍車がかかりました。勉強の成果もそうですね。学ぶことで気づく味を知った子は黙っていても勉強するようになる。そんな報酬の得方を知って欲しいものですね。コミュニケーションで、自分の報酬系統を広げる。快楽ポイントをいっぱい作る。私のこれからもそうありたいと思うのでした。