ニートから立ち直った!
2年間の引きこもりから回復し、再就職で立ち直った子どもを持つ両親から話を聞きました。真っ暗やみなトンネルからなかなか抜けられない生活。職場での人間関係が引き金でひきこもりになる事が多いのだそうです。●親が気づき、 なんとか病院に連れて行き、 「うつ病」と診断されたことでまずは親子で 胸をなでおろしたそうです。 診断名に原因を重ね、ホッとすのだろうか? 親御さんが気づくまでの間に、 一人でも話し合える友人や配偶者とつながっていることが重要だそうです。 人は一人では生きぬくのは大変なのですね。 やせ細って食事もろくにできなければ 収入が無い中命を落とす危険が付きまとうわけで、 なんとしても支える人がいないと怖い。 人とのつながりの大切さが浮かび上がりました。●同じ立場の人と語り合うことで親の気が楽になった。 サポートする勇気を持てる。 ボランティア活動の中で親がふと愚痴を漏らすと、 同じ様に子どものひきこもりで苦労していた人に出会ったそうです。 「他の人も同じなんだ」立ち直った話を聞いて 「きっと大丈夫」と希望が見え始めるのだそうです。 「やっぱり同じ立場の人でないと話し合えない!」 というお母さんの言葉がずっしり重い。●積極的な支援体制を探し、回復に向かう。 立川にあるNPO法人 育て上げネット に泣き落としで 引張って行ったそうな。 ・そこの理念や活動を予め確かめていたので 予備知識が安心感を増幅させたこと ・そこに踏み込んだ時の雰囲気が気に入ったこと (だれにも会わずに相談でき、 誰もじろじろ見るような事はなかったとか) ・家より少し遠いところに通い、 人の目や口をきにせずにいられたこと ・色々な作業をしながら社会復帰に向かう ・回復してきた時にキャリアカウンセリングを受けられ 徹底的に履歴書の書き方を教わったこと など、お母さんからみた回復の要因を教えてもらいました。●回復が進むと農作業の宿泊体験 しかし、ここまできても親御さんはトンネルの中だそうです。 小さな光りも見えなかったようです。ここでお父さんの一言助言が入りました。◎とにかく規則正しく通わせることが大事ああ、やっぱり愛を持ったお父さんお母さんの一枚岩の支えとしっかりしたスキルが相乗効果となるのですね。とっても勉強になりました。その子(三十路)は再就職して3ヵ月後に正社員となりました。やっとトンネルの向こうの光りが差し込んできたのでしょう。お母さんお父さんの笑顔に会えてホッとしました。