ケ・セラ・セラ(Que Sera Sera)
ケ・セラ・セラ(Que Sera Sera) 1956年公開のアメリカ映画「知りすぎていた男(THE MAN WHO KNEW Too MUCU)」主題歌 主題歌ケ・セラ・セラ(Que Sera Sera)は、作詞・作曲:ジェイ・リビングストン(Jay Livingston) & レイ・エバンズ(Ray Evans)・・・この曲が出版されたのは1955年、翌年に映画「知りすぎていた男」に挿入されました~~~「影なき恐怖」の「ジュリー」、「上流社会」の「トゥルー・ラヴ」、「友情ある説得」、「風と共に散る」の同名主題歌と競い合い^見事にこの年のアカデミー主題歌賞を獲得!! ジェイ・リビングストン(Jay Livingston) & レイ・エバンズ(Ray Evans)のコンビがオスカーを得たのは・・・「底抜け二梃拳銃」中の「ボタンとリボン(1948年)」、「別働隊」中の「モナ・リザ(1950年)、に次いで^これが3回目です!! ケ・セラ・セラ(que sera sera)は、ドリス・デイが、息子を寝かしつけるシーン、誘拐された息子を探し出すところ、で使われ、劇中に重要な役割を与えていました!! ドリス・デイのレコード・・・全米でミリオン・セラー、「カラミティ・ジェーン」の「シーゥレット・ラブ(秘めたる恋)1953年」、に続く2枚目のミリオン・セラーとなりました!! ドリス・デイのテーマというと、イッツ・マジック(It’s Magic)でしたが、当時NHKTVが毎週放映していた「ママは太陽(The DorisDay Show)」のテーマとして、前後2回「ケ・セラ・セラ」が聞こえ、このメロデイを聞けば、ドリス・デイの^にこやかな笑顔^が目に浮かんできました・・・「サウンド・オブ・ミュージック」のドレミの歌」と共に、「ケ・セラ・セラ」は大人にも子供にも愛されている曲です!! que sera sera(ケ・セラ・セラ)・・・作詞・作曲:ジェイ・リビングストン(Jay Livingston) & レイ・エバンズ(Ray Evans)~~~アルフレッド・ヒッチコック監督の映画『知りすぎていた男』(1956年)でアメリカ女優・歌手ドリス・デイが歌った曲で、ペギー葉山による日本語詞(訳詞:音羽たかし)や、テレサ・テンによる中国語詞(タイトル 『世事多變化』 )もあります!! Whatever Will Be, Will Be(なるようになるだろう)を スペイン語とその姉妹語に訳すと、スペイン語: "Lo que sea, ser?"(どうなるであろうか?)、フランス語: "Ce qui sera, sera"、イタリア語: "Quel che sar?, sar?"、ポルトガル語: "O que ser?, ser?"というように、楽天的な「ラテン気質」を表しているように思います!! 日本語の「ケ・セラ・セラ」の出所が映画の主題歌で、意味が「なるようになる」・・・歌詞のque sera seraは何語か特定するのは難しく、「和製英語」のような、「米製西語」かもしれないし、フランス語を英語(またはスペイン語)風に発音したものかもしれないし、ポルトガル語にも" o que sera', sera'"という表現はあり、イタリア語でも、”che sara’ sara’”というようです!!<過去や現在に憂慮してその気持ちばかりにとらわれていたら、その気持ちでしか世界が見えない・・・だから過ぎたことも先のこともくよくよ考えないで、おおらかに構えてほんのり前向きな気持ちであれば、そう信じたように世界は見えてくる。> 「ケ・セラ・セラ」の歌詞は、モロッコのある地方の方言で「なるようにしかならない」という意味を持っていて、歌の内容は、「私がまだ子供だった頃、母に尋ねました^大きくなったら、美人になれるかしら? お金持ちになれるかしら? すると母がいうのにはケ・セラ・セラ(なるようにしかなりません、先のことはわかりません・・・)!! 「ケ・セラ・セラ」は、もとはというと^ヒッチ・コックのスリラー映画の主題曲として生まれたヒット・ソング・・・映画「知りすぎていた男」は^ヒッチ・コックらしい、スリルとサスペンス、更にはユーモアに富んでいて見ごたえのある傑作で、ドリス・デイにとって、この作品は女優生活に入って7年目で19本目の作品・・・過去の作品がいずれもミュージカル映画だったので、ヒッチ・コックのスリラーに出たのは画期的といわれました~~~ジェームス・スチュアートとの絶妙なコンビと主題歌「ケ・セラ・セラ」を生んだことで忘れられない作品!! その後のミステリー作品としては「影なき恐怖(1956年)」、「誰かが狙ってる(1960年)」があります!! 監督:アルフレッド・ヒッチコック 音楽:バーナード・ハーマン 出演者:ベン(ジェームス・スチュアート)、ジョー(ドリス・デイ)、など!! ヒッチ・コックがイギリスにいたころに作った映画「暗殺者の家(1934年)」を再映画化したものです・・・ストーリーはアメリカ人医師ベンが、もと歌手だった夫人のジョーと、7歳の息子を連れて、モロッコへ観光旅行に出かけたことから始まります!! 現地で知り合ったフランスの青年(ダニエル・ヂュラン)をめぐって^不思議なことが続出したあげくの果てに^青年は夫妻の目前で殺されてしまいます・・・青年は死ぬ直前に^謎めいた言葉を残しましたが、それを聞いたのはベンでした^おかげでベンは事件に巻き込まれることになります~~~「知りすぎていた男」とみられたベンは息子を何者かに誘拐されてしまいます!! そして、舞台はモロッコからロンドンに移り^ベンは青年から聞いた謎の言葉をたよりに息子を捜し求めます・・・教会からロンドン交響楽団のコンサート会場^更には事件の鍵を握る某国大使館へとスリリングなシーンが展開します~~~やがて事件は解決へと追い込まれます!!