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2006.02.28
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昨夜、興奮醒めやらぬ様子で義母から電話が掛かってきた。


昼間、市役所から電話が掛かって来て、大喧嘩をした、というのである。


ことは、義父の墓所つくりに関して。

前々から、ずっとごしゃごしゃしていたので、いい加減げんなりしていたが、
義母の剣幕に、
  「 そうか、とうとう爆発したか、1時間じゃ済みそうにないな 」と諦め、
眩暈がするので、炬燵に入って聴く体勢に入る。



        ◆   ◆   ◆



義父母は分家初代なので、自分たちが新しく墓を建てねばならない。


本家の墓所は、本家つながりの墓石でいっぱいであるし、
義母には、本家に山ほど恨みもあり、一緒の墓所には建てたくない想いもあり、
本家から相続した、我が家の建つ田んぼの北方に位置する山のふもとの一部を
自分たちの墓所と決め、地を均し、毎年ずっと草刈をしながら守ってきた。

この地では、分家は、自分で(赤瓦の)家を建て、
そして墓を建てて一人前、なのである。

( ※ 赤い瓦は、黒灰色の瓦に比べて高価で、耐雪度や雪を振り落とす力が強い。
    だもんで、この地で、赤瓦でない家は、軽蔑される。

    我が家を建てるとき、
    この地の大工さんを使い、昔ながらの和式の家を建てることを強いられたが、
    私は、泣いて拒否し、
    私が一目惚れした大手メーカーの2×4で、スレート屋根にした。

    義母がどんなに嘆き、腹立しく想い、恥辱の想いにのたうったことか )



墓所に関しても、なかなかに面倒で、
広い敷地に外柵(境界石)を廻らせ、化粧砂利をまき、
墓誌から、灯篭、卒塔婆立て、手水鉢、物置台まで備えて一人前。  はぅぅ。

但し、当然、余程のことがない限り、本家の規模を超えては角が立ち、
「身の丈」にあっていない豪華な墓所もまた、ひとから嗤いものとなるために、
自分たちで建てねばならない義母は、ひとの目が気になり、
早くから自分たちが納得いくものを建ててしまいたい、と義父をつついていた。



が、義父は、「 もう死に仕度かぃ 」と嫌がり、頑として建てようとしなかった。


義父の内心は、判らない。

でも私は、墓所までこのようなことに囚われることを義父は厭い、
実質、その墓を守っていく?世代に生きる三兄弟たちに任せたい、と
考えていたのではないか、と思ったりしている。



で、本題。



この地は、古い土地なので、共同墓地というのではなく、
みな、個々人が自分たちの土地を整地し、自分たちが建てている。
といっても、家の敷地内というのは、さすがに少なく、多くは山の斜面や高台であるが。

勿論、墓理法に則って、申請して許可を受ける。
が、これまで、この地では当たり前のように古い墓が地域内に多いため、
問題になったことを耳にしたことがない。

新しく墓所を拓くにしても、昨年までは町政であったから、
県知事の許可を受けるにしても通りやすかった感がある。

が、昨春より市となり、なかなかに厳しくなったようである。


まず、不動産であるので、またまた三兄弟の相続放棄の作業が不可欠であるし、
墓所認定にあたり、墓所に隣接する土地のひとは勿論、
我が家が属する地域班のひと全員に了承、同意を得てくれ、との由。
「 何月何日、誰々にどう説明し、同意を得た 」という覚書を提出せよ、と。

とにもかくにも、息子と一緒に市役所まで出向け、ということで、
押印念書をいただいて回らなくて済むだけでもラッキー、と私は思っているが、
実は義母は、これがとても不満なのである。



  曰く、

     地域の北側の斜面で、自分たち以外は誰も踏み込むところでない。
     人目に触れて、嫌な想いをさせることもないはずである。

     土地に隣接する地主の家々や、
     工事その他で迷惑を掛けるであろう道を共有する家々には、
     勿論ご挨拶に回り、それなりのことをさせて貰う(!)が、
     地域の東端の家々には、なんの差し障りもないハズであるし、
     地域に墓所を持っている家もたくさんあるではないか。

     墓所を拓いていいか、墓を建てるぞ、と
     何の関係もない家々に触れて歩くのは、耐え難い。 絶対イヤだ、と。



どうも、最初に回った家々のうち、2、3軒の家から、


     あんたの土地なんじゃけん、勝手にすりゃぁええが?

     わざわざうちにまで言いにきんさる(来られる)とは、
     よっぽど、ええ墓を建てなさるんでしょうなぁ。
     えらいおめでたいことで。


と、イヤミっぽく言われたらしい。


で、どんな墓を建てるのか、衆目を集めたような気になり、
非常なプレッシャーを感じたようである。



昨日の市役所からの電話では、その近隣の同意の覚書の提出を催促し、
市として、下見に行ったところ、

    これから新しく墓地を拓くのは、あまり好ましくない。
    ご自宅より、川を隔てて離れておられることだし、
    菩提寺があるのだから、お寺のなかに建てられては?と言われた由。


これで、義母がぶち切れたらしい。



     家から遠い言うても、三男がおる家からはすぐじゃ!  ( え~ん )


     結婚して60年。
     あの土地をうちらの墓所と思うて、ずっと守ってきた。

     なんで、役所がダメと言えるんかがわからん。

     み~んなが好き勝手なところに建ててきたのに、なんでうちがダメなんか。

     おとうさんが、はよう建てんかったけん、いけんのんじゃ!!!




う"~。



    おかあさん。 おかあさんのお気持ちはとってもよく判ります。

    んでも、残念ながら、それもこれも全~部こちらの勝手な都合であって、
    受ける側の市役所としては、そう言われるしかないですよ。

    改めて、みなさんに同意をいただいて回り、OKを貰いましょう。

    ヘタに向こうを怒らせて、本当にダメと言われたら、建てられませんよ?



そう伝えてみたが、


    あんたまで、そがぁなことを言う!


と怒って切られてしまった。

んで、また血圧が上がるのかなぁ。。。。

長義兄に全部、任せたいよぉ。





うちの地域班は、良水に恵まれており、(んだから上水道がまだ来ない)
義母が墓所としてきちんと整地しようとしているところは、
時折、山から鉄砲水が出るところから近いので、私は、それを案じている。

地盤検査をきちんとしていただきたいところだが。。。。

それでも、何十年後かでも、墓所とした辺りから、
鉄砲水が出ない、という保証はない。
あのイエが墓所で拓いたけんじゃ、ということにならないだろうか。



お墓問題。 まだまだまだまだ続きそう。 orz....

ペン困





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Last updated  2006.02.28 09:58:59
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