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2006.10.08
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カテゴリ:観ました^^*☆







   NHK『 プラネット アース 』を観終わると『 サンデースポーツ 』。


   ついそのまま、だらだらと付けっ放していたら、
   いつの間にか『 アーカイブス 』の時間になってしまった。

   明朝は早いので消そうとしたが、
   このシリーズは選りすぐりの過去の番組を流すので、つい、リモコンの指が止まる。

   『 国会議事堂 』と 手仕事にっぽん『 和ろうそく 』。

   嗚呼、これは観なくっちゃ。
   、、、即、録画すれば、明日の準備ができたものを、
   モノローグが長かったり、CMが入ったりする民放ではないので、そのまま固まる。

   結局、90分、ばっちり観てしまった。  orz....


   『 国会議事堂 』は
     通常国会開催中の国会議事堂の舞台裏で、どんなことが起きているのか、
     ここまでカメラが入って公開しちゃっていの?な、興味深い取材だった。

     時の総理は、中曽根氏。
     おそらく'84年の第2次中曽根内閣の第1次改造内閣時代。
     予算案が可決するまでの舞台裏を追っかけていた。

     大蔵大臣は竹下氏で、各野党との「すりあわせ」で金丸幹事長が暗躍し、
     就任したばかりの防衛庁長官は加藤紘一氏で、
     「防衛費GNP1%枠遵守」をめぐる攻防に汲々としている様子が取材されていた。

     この時期の外務大臣は、安倍晋太郎氏、総務庁長官は後藤田正晴氏、
     官房副長官(政務)は山崎拓氏だったりする。


     あれやこれやとぐるぐる想っているうちに、終わってしまい、
     手仕事にっぽん『 和ろうそく 』が始まり、我に返る。



ふたば




     江戸時代にロウの生産で栄えた、愛媛県内子町のろうそくだった。

     絵などで彩色されていない、時代劇などで出てくるようなシンプルな和ろうそくである。
     町並みには、当時の賑わい、豊かさを伝える見事な家屋が並ぶが、
     創業以来200年の時を越え、現在も作り続けておられる家は一軒のみ。

     5代目という大森氏のろうそくづくりを最初から追っていた。
     丸1日、10時間を掛けて100本ほどのろうそくを手作業でつくる。

     ハゼの木の実から採れる、木ロウ(もくろう)をあたため、45度位に保ち、
     右手にろうそくの芯をつけた竹ひごを持ち、
     素手である左手の掌に乗せたろうにこすりつけていく。

     茶色のロウが、擦り続けるうちに真っ白になっていく。
     ろうを乗せた左手はミットのように、ロウで がびがびになる。

     左手は、皮膚のなかにロウがしみこんで、指紋がない。

     温度は、頬に当てて確かめる。 温度計など一切用いない。
     火鉢のようなものの上にロウが入った鋳物の鍋ひとつ。
     燃料は炭。 創業以来の作り方を踏襲される。

     1番最初の芯に巻きつけるときのロウの温度と、
     8回に渡って擦りつけていく温度とは微妙に違い、
     最終の艶出しとする温度は50度で、これもまた頬に当てて確かめる。

     できあがったろうそくは、和ろうそく独特のきれいなカーブを描き、
     カットしてみると、年輪のように美しく、8層のろうが巻いている。

     芯は、隣の部屋で奥さまが一心につくっておられる。
     竹の芯に「灯心草」と呼ばれる、イグサの茎の蕊を丁寧にしっかりと巻きつけ、
     最後に真綿を、薄くネットのように絡めて終える。


     昔から、ろうそくは男の仕事、芯づくりは女の仕事とされ、
     大森家に嫁して、初めて芯をつくり、ご夫君がロウと巻きつけて
     出来上がった最初の1本のろうそくが、記念として大切に保管されていた。


       驚いたのは、全てナレーションで語られ、
       大森氏も奥さまも一言もお話になっていない、ということ。

       大森氏の、ろうそくを頬にあて、温度を確認しておられる姿。
       ろうそくに向き合う背筋。
       絶えず45~50度のろう漬けになっている、ミット状のろうまみれの左手。


     それだけで、大森氏の声なき言の葉がストレートに胸に入ってくる。

     たった10分の番組だったのに、深くこころに染み入った。



     『 和ろうそく 』の番組が終わった後、進行役の女性アナウンサーが
     収録時、60台であった、5代目の大森氏は79歳で逝去されたこと。

     息子さんが6代目を継がれ、
     このビデオを観ては、父に追いつき、追いつこうと精進されている、ということ。

     和ろうそくは、植物性であることと
     パラペンなどを使わぬために、洋ろうそくに比べてススが少なく、風にも強いことから、
     神社仏閣中心に人気が高いが、後継者が少ないことを述べ、『アーカイブス』が終わった。



    しんしんと感動しつつ、

    疲れたこころには、丁寧な取材、美しい映像。
    淡々としたナレーションの語り口、矢鱈に効果音で強弱をつけない、煽らない。。。

    そんな番組づくりが、つくづくあたたかく、そして嬉しい。


                  朝ドラも、大河ドラマも観なくなってしまったが、
                  ( 紅白なんて30ウン年観ていない。。。 )

                  自然ものやドキュメント構成は、突出している、と思う。
                  やっぱりやっぱり、NHKには頑張って欲しい。 ふぁいと!

ペンぽ

来週のプラネットアースは、海~~!!





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Last updated  2006.10.09 10:56:16
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