カテゴリ:驚き 桃の木 @@
23日に、今年初めての蛍の報告を受けたばかり。 職場の新婚のご夫婦から、「 近場で蛍を堪能したい 」との相談を受けた夫。 「 今、ダムにはどのくらい蛍が居るかな? 」とメールしてくる。 これって、今夜、ダムに行ってチェックしろってことぢゃん。 ぷー。 でもでも、本心では、 私自身が、ダムの上流で乱舞する蛍を観たかったので、 実は結構ご機嫌で、ほぃほぃと日が落ちるのを待つ。 午後7時半に自宅を出発し、5分位でダムに到着。 駐車場には、同じく蛍を観に来たひとなのか、車が2台。 車内で話をしているらしく、ひそひそと声が漏れ、若干不気味。 その2台から、複数の視線を感じつつ車を降りる。 日が長くなり、8時前でも割合明るいところに持って来て、 月も上弦を過ぎ、中天で晧晧と照っており、なかなか蛍の光が見えない。 おかしいな。 そろそろ蛍の光が見えてもいいはずなのに。 8時を回り、薄闇になっていく。 蛍はいない。 普段、気にも留めないはずの携帯圏外の地。 夜間、人家もないダムで、 ひとの気配のする2台の車を背後にするのは、なんだか気持ち悪い。 意外に 怖がりぃ の自分を発見! 車に乗って2台の車から離れ、橋を渡り、駐車場の向かい側から蛍を探す。 いない。 一匹も。 何故? まだ、早いのか? ここには、転居して2年目に、 余りの蛍の美しさに、実家の母を呼び、 一泊して貰って、少年たちと一緒にゆっくり楽しんだ程の場所。 幾ら高度があるにしても、自宅周りではもう30匹以上乱舞しているのに。 なんだか、ヤな感じ。 日を改めたら いてくれるだろうか。 どうぞ、まだ時期が早過ぎたのであってくれますように。 念のため、ダムから降りて、自宅の川より1本西側の川へ行ってみる。 ここは、我が家と同様な高度であるから、時期は一緒のはず。 人家もあるが、上流では地酒の蔵元が在り、 下流では白魚が取れる川で、蛍も多い。 どきどきしながら、川の傍を歩いたが、1匹もいない。 なんで? どーして? 重たい気持ちを抱えて自宅に戻ると、 我が家の近辺では、あの工事箇所以外では、変わらず蛍が飛んでいる。 一匹、ふわっと川から舞い上がって、すぅぅと私の目の前を横切り、 私の足元の草にとまる。 なんだか蛍が慰めてくれているようで、 屈みこんで、蛍を観ながら、思わず「 有難う 」 と声が出る。 来週、もう1度、ダムへ行ってみよう。 単に、時期が早かったのね、と笑い話になりますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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