カテゴリ:驚き 桃の木 @@
私譲りで、肌が劇的に弱い下の少年。 毎年夏には上半身を中心に汗疹が湿疹化し、 それを掻き壊して大変なことになるのだが、 今夏はバスケットクラブを引退したことであるし、 少しは楽に過ごせるのでは、と期待していた。 だが、やはりいつもと同じ。 学校帰りに塾へまわるので、1日中、制服を着ていることも悪いのだと思う。 殊に、今夏は額から両目の横辺りに汗疹が出来、 食事などで身体が温まると、ぱぁっとそれが鮮やかな紅色に浮き上がり、 本人は痒くてたまらないらしいし、 傍で観ている方も、まるでニキビの花盛りのようで、思わずギョっとする。 日曜朝、台風通過に備え、シャッターまで下ろしたために蒸れたのか、 夜中に掻き毟ったようで、少年の両瞼はじくじくと真っ赤に腫れあがり、 目もきちんと開いていない顔に仰天し、思わず、 「 これは酷いね~~!! まるでお岩さんぢゃん! 」と 叫ぶ。 したらば少年曰く、 「 お岩さん、って何? 」 げぇえええん。 信じられない。 君は 『 四谷怪談 』 を識らないのか? (o_ _)oポテッ 確かに兄と違って、本を読まないお子ではあったが、 んで、就寝時の本読みのときも、怪談ものを選んで読んだりはしなかったが。 それでも、お岩さんを識らない、なんて思いもしなかった! 私など、小学生のときには、好んで妖怪もの、幽霊もの、怪談の類を 読み漁っていたものだったが。 んぢゃ、小泉八雲を識らないのか。 『 番町皿屋敷 』も識らないよね? 母があれほどショーゲキを受けた京極氏の『 嗤う伊右衛門 』なんて、 読んでも、母の受けたショーゲキの半分も感じないんだろうな。 なんか勿体無いぞ~~~ヽ(`Д´)ノ。 そのくせ、『 貞子 』には、異様に脅える。 んで、「 欧米の幽霊はグロいだけで怖くない、 なんといっても怖いのはニッポンの幽霊だ、 恨みつらみの塊だから 」、、、等々、 いっぱしのお化け論をかましてくれるのにね>少年 お岩さんを識らないで語ってたなんて、ちょっとイタい。 江戸時代から、脈々と語り継がれ、誰もが識ってた お岩さんやお菊さんの悲劇は、もう消えてしまうのかな。 、、、って兄も識らなかったら、だうしやう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[驚き 桃の木 @@] カテゴリの最新記事
|
|