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2009.11.06
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テーマ:旅の写真(3459)
カテゴリ:観ました^^*☆






        確か、『 ○年の学習 』付録で、かなり分厚い鑑真の伝記本がついて来たのが
        鑑真和上を識ったはじまりである。


          遥か遣唐使の時代――。
          重税に喘ぐ庶民が 税逃れのためだけに「 俄か僧侶 」となり、
          仏法を学ぶでもなく、結果 乱れきった日本の仏教界を救わんと、
          和上の渡日を許さない玄宗皇帝の目を盗み、
          御歳55歳から11年掛けて6度、命がけで東シナ海を渡られようとし、
          5度目の失敗では失明までされてしまう。

          そして6度目、ついに日本の地を踏まれるのだが、
          ただただ財源増収のために 僧侶を減らしたい朝廷と対立し、
          鳴り物入りで朝廷が建立した東大寺戒壇院から御歳71歳にして追われ、
          私寺となる『 唐招提寺 』を開かれ戒壇を造られる。

          その4年後、西に向かって結跏趺坐されたままお亡くなりになる――。


        幼かった私には強烈な「 物語 」で、当時の私の識っていたお坊さまは、
         「 親鸞さま 」「 空海さま 」であったが、
        脳内のまず「 第1等 」の位置に「 鑑真和上 」が鎮座されたのであった。


           なんというか、
           私の1番身近( 隣 )にいつもいらっしゃるのが 親鸞さま。
           ちょっと斜め前方においでくださってるのが、空海さま。
           遥か頭上で、光輝いていらっしゃるのが 鑑真和上。


           当時の私には、そんな印象いっぱぃで、
           ただただ畏敬の念( 当時はそんな言の葉も識らなかったが )に打たれ、
           そのまま 現在に至る。



         鑑真和上が渡日されて 1250年。
         現在も、鑑真和上のお弟子さまたちが、 
         唐招提寺から全国へ布教の為に巣立っておられる由である。


台風   台風   台風



         彩色され「 唐 」の雰囲気満載 の きらびやかな薬師寺とは対照的に、

         唐招提寺は木立に囲まれ、金堂の修理中( 1日に落慶 )なこともあり、
         ( 地味に )静か~に佇み、一見、参詣時間外のよう。
         単なる「 観光客 」を 敷居高く、拒否しているようにも見える。

         実際、門前まで来て中を覗き、そのまま踵を返す方々が 殆ど。


       
唐招提寺金堂.jpg

    私はといへば、
    その凛とした佇まいに、
    何かしらほっとしたこころもちで、
    受付で拝観券を求める。


    受付にいらした年配の御方は、

    え、観るんですか?

    みたいなオーラを隠されず、
    金堂修理中のご案内のお声も
    不審気なニュアンスばりばり雫





         そんなに普段は ひと気のないお寺さんなのだろか。

         歴史では必ず習うし、私にとってはとても大きなお寺さんなのに。

         境内は予想以上に広く、金堂、講堂以外へ渡る小道には綺麗に掃かれた跡。
         木々に囲まれ、空気が美味しい。



唐招提寺.jpg




          参ったのは 境内いっぱぃに撒かれている大量の砂利。
          層が厚いため、足が砂利にずぶずぶ沈み、一歩一歩 膝にクる(T^T)。

          ヒールだったりしたら、一歩毎に靴ごと埋まり、
          靴も膝も たちまちキズだらけになっていたことだろう。

          興福寺境内の砂利に、厚いフェルトカーペットが打ち込まれていたのは、
          参拝客のこうした苦難を予測されていたのだと思い当たる。





宝蔵2.jpg

   絵に描いたやうな
   校倉造りの宝蔵。


   このときは識らずに、
   ただ感銘して写したが

   後で調べると 国宝で、
   この宝蔵と南の経蔵は
   共に天平に建立されたまま。


   南の経蔵は、正倉院より古く、
   日本最古の校倉造りらしい。






宝蔵庇.jpg




   天平時代の「 木 」が
   美しく組み立てられ、

   朽ちもせず、
   そのままに凛として立つ、

   ただそのことに 声も出ない。


   この奥の、コンクリート製な
   「 新宝蔵 」にて、
   佛さま方にお逢いし、
   お顔のない如来形立像に
   魅了され、
   「 天平の甍 」を観。

   いよいよ、鑑真和上の御廟へ。




ペンわー

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Last updated  2009.11.06 13:23:56
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