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私:この本では、1952年に「硫黄島の砂」という硫黄島の日米の激戦を描いたハリウッド映画が日本で初公開されたとあるが、この映画は1949年にすでに製作されていたもの。それが日本人の気持ちを逆撫でするのではないかという心配から、GHQの下では公開されなかったという。 日本向けのプリントからは「ジャップ」や「ニップ」といった差別用語が入念に取り除かれ、日本の反響を確かめるために試写会が行われたという。 しかし、結果は大成功だったという。
A氏:主演が「駅馬車」のジョン・ウェインだったことと、日本が強敵として描かれている点にあるとしている。要所要所でアメリカ兵が「日本軍の強さに舌を巻く」場面に「一種くすぐられるような快さ」があったという。
私:俺は、この映画を観た記憶がある。うろ覚えだが、日本軍はロケット弾を発射していて、これが米軍の脅威になっていたようだ。 しかし、2004年にクリント・イーストウッドが監督で硫黄島戦を米国側から描いた「父親たちの星条旗」と日本側から描いた「硫黄島からの手紙」のセット2作を制作。 だが、ロケット弾は登場しなかったね。記憶違いだったのだろうか。
A氏:洋画はハリウッドが中心だったが、フランス映画もかなり観たね。
私:ジャン・ギャバンがよく登場したね。美男ではないが、渋い独特の演技でひきつけたね。フランス映画はハリウッド映画と違い、悲しい結末が多いね。 有名な「望郷」も悲劇で最後のジャン・ギャバンの叫ぶシーンは今も鮮明に思い出すね。
A氏:同じジャン・ギャバンの「ヘッドライト」も悲劇だね。
私:ギャバンが初老男の哀感を滲ませて素晴らしいメロドラマの佳作だね。 パリとボルドー間を走る初老のトラック運転手ジャンの役で、街道筋の常宿で年若い女中と出会い、恋に落ちるが、これが悲恋で終わるね。 ハリウッド映画だけでなく、フランス映画との関係もふれて欲しかったね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.11.01 08:03:53
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