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2007年08月11日
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カテゴリ:インターンシップ
インターンシップという言葉を聞いたことがありますか。カタカナですから勿論英語で、世界中で通じます。実際には定義が曖昧で、ワーク・エクスペリエンスと同じ意味で使われていたりしますし、実際重なる部分もあります。後者は日本語で言うと、企業研修などの言葉が当てはまるのですが、インターンシップは、ピッタリする日本語がないので、カタカナでそのまま使われる言葉のようです。有給のものも無給のものもありますが、日本人が海外で経験するインターンシップの大部分は、ビザの問題もあって、無給です。

インターンシップは、企業研修よりもさらに幅広くて、外国の小学校で折り紙などの日本文化を教える、みたいなものまでが含まれます。これも、小学校の先生や、それを目指す人であれば、企業研修の一種と言えないことはありませんが、現場での実地研修の一環としてインターンシップを利用して外国で折り紙を教える人は、あまり多くないと思います。そうなると、インターンシップはどちらかというと、文化交流、異文化相互体験、みたいな意味合いが濃くなってきます。

ひところ、「留学」というキーワードで検索すると、アド広告に「留学よりインターンシップ」と、留学を否定する業者がトップに現れていたことがあります。今ももしかすると上位に出ることがあるかもしれません。これは、インターンシップ専門業者の中では最大手と言われる業者のものです。さて、このインターンシップというのは、どうなのでしょう。

筆者も、インターンシップ経験者や、現地でインターンシップで来ていた人、さらにインターンシップを受け入れていた企業やホームステイ先など、色々な人から色々な話を聞きました。その結果、これはほぼ間違いないのではないか、と思えることは、(留学も大差ないかもしれませんが)、成功率は1~2割の世界ではないかということです。

ここでは、日本語教師や文化交流などのインターンシップについて書いてみましょう。

外国の学校で折り紙を教えるとか、まあそれは極端だとすれば、日本語を教えるというのでもいいのですが、とにかくその手のプログラムの場合、これは留学以上に、受け入れ先を自力で探すのが困難な世界ですし、留学とは違ったビザの問題もあります。ですので、この世界に関しては、99%の人が業者を通して行っていると思っていいでしょう。さて、ここでもこの「業者」がくせものです。けれども、ここでもまた、業者が全て悪で利用者は被害者、みたいな短絡的なコメントをするつもりはありませんし、実際そこまでのこともないと思います。

ただ、はっきりしていることは、成功率や満足度は低い、ということです。何をもって成功とするかは、個人の価値観の問題です。試験なら合否が出るので、合格すれば成功、そうでなければ不成功ですが、インターンシップには、そういう客観的な結果は何もありません。「私は外国の子供に折り紙を教えて喜んでもらえたので、とても嬉しくて、いい経験ができた。私の人生にとってかけがえのない思い出になった。」と本人が満足すれば、それはそれでその人にとっては成功でしょう。それでもなお、成功率が低いと言う理由は、本人が思っていたこと、希望していた内容と違うケースがあまりに多いからなのです。特に、日本語教師希望という真剣な人ですと、かなりの確率で裏切られているようです。ひどいケースでは、そうやって高校に派遣されたにもかかわらず、高校側は何ら受け持ち授業枠を用意しておらず、他の先生が病気で休んだりした時だけ、代理として教室に行って、日本語を教えるなり何なり、好きなことをやってくれ、という扱いをされたりしています。それでも休む先生は結構いたりして、教壇に立つ機会はちょくちょくあるのですが、そんなところでまともな日本語の授業ができると思いますか?学校や生徒によっては、最初はちょっと興味を持ってくれたりしますが、日本語教師を真剣に希望している人がやりたいこととは程遠いのが明らかです。このように「聞いていたのと話が違う」ということになってトラブルに発展するケースは相当多いのです。インターンは、まず学校と交渉します。しかし学校としては、「もう今年の時間割は決まっていて、今さらあなたのために日本語の授業の駒を用意するなんて不可能、それにそこまでちゃんとした授業枠を用意してくれとまでは聞いていなかった」なんていうことになります。そこで手配した業者に文句を言っても、満足のいく処置はまず期待できません。というか、もう1年間の時間割が決まってしまっている学校がそう言うのですから、そこで業者が強く文句を言おうと何だろうと、無理なものは無理なのです。

悪質な業者は、とにかく一人でも多くのインターンを送って手数料を取らないと儲かりませんから、そんな感じの学校かもしれなくても、受け入れ校さえ見つかれば、どんどん送って儲けます。質より量です。学校も学校で、「これ、給料払わなくていいんだ、なら1人採ってみようか」なんて軽い乗りで、書類にサインして送り返したりしています。

インターンシップ業者の宣伝広告は、「留学より英語が伸びる」とか「日本人のいない所で本当に現地の人と触れ合える」等々、何とも素晴らしそうな事が書かれていて、何となく惹きつけられます。行った人の体験談が良ければなおさら、私もそういう経験ができるんだ、と思ってしまいます。けれども、留学でもそうですが、業者は悪い体験談を宣伝に使うはずがありません。それでも留学はまだ、それなりにバランスの取れた体験談が多数集まりますが、インターンシップに関しては、筆者の直感では、体験談が10件集まれば、そのうち業者として宣伝に使えるのは1件か2件でしょう。もしかしたら使えるものは1件も集まらず、業者が改変したり創作したりしているかもしれません。

行くな、というわけではありませんが、参加は慎重に良く調べて考えてからにしましょう。留学に比べると、より博打的なところがあって、成功すれば留学以上に大きいリターンも期待できるけれども、不満足な結果に終わる可能性も極めて高い、それがこの手のインターンシップなのです。





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最終更新日  2007年08月26日 20時36分50秒
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