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りゅうちゃんミストラル

りゅうちゃんミストラル

洋画

2005-11-09 14:52:07 2005-11-09 14:51:57ネコ宙返りお気に入り洋画ネコ宙返り 2005-11-09 14:52:072005-11-09 14:51:57  

ネタばれあります!内容は随時更新します。
★評価は5段階です★

アラビアのロレンス(1962年)★★★★★
         

監督 デビット・リーン 
出演 ピーター・オトゥール、アレック・ギネス、アンソニー・クイン、 オマー・シャリフ

この映画が私のベストワン! 
スピルバーグ監督がこの作品を「奇跡の映画」と呼ぶのは決して大げさではない。
運命などない!(Nothing is written.)なんて一度は言ってみたいものだ。
このセリフはロレンスがラクダから落ちた仲間を助けた後、 
「助けに行けば死ぬ。それが運命だ」と忠告した者に向かって言ったことだが、
彼自身が一番このセリフを聞きたかったのではないか? 
現在の中東地域はこの映画に描かれている通り、一部の国によって決められた。
そしてイスラエルとパレスチナがいまでも血を流している原因の一つは、
イギリスの「二枚舌外交」によるものである。
ロレンスの理想とアラブ世界の現実は、あまりに落差が大きくて、映画だとわかっていても彼を見るのがつらい。
もちろんこの映画で語られているのは彼の一部、歴史の一部でしかない。
そして彼の死後、彼に対する評価が大きく分かれるのは、歴史をいかにとらえるのか大きな問題でもある。
果たして彼は英雄だったのだろうか?それとも単なる野心家だったのか?
砂漠のシーンが「スターウォーズ 帝国の逆襲」に影響を与えていると考えるのは私だけか?

スタンドバイミー(1986年)★★★★★
監督 ロブ・ライナー
出演 ウィル・ウィートン、リバー・フェニックス、コリー・フェルドマン、
ジェリー・オコネル、リチャード・ドレイファス、キーファー・サザーランド

  原作がスティーブン・キングにしては爽やか過ぎる。好きだ。
映画を観た後に「ああよかった!」といえる一本。
かえすがえすもリバーフェニックスがこの世にいないのが残念。
ゲロの話には笑った。ヒルにはびっくり!
キーファー・サザーランドは連続ドラマの「24」に出演。

市民ケーン(1941年)評価は今後
監督、脚本、主演 オーソン・ウェルズ

やたらと評判の高い作品。新聞王が、「バラのつぼみ」という言葉を残して死亡する。
その意味を追う一人の男。
「バラのつぼみ」とは新聞王ケーンが子どもの時に使っていたソリに付いていたものだった。
正直のところ、私にはこの作品がそんなにいいものなのかどうか、判断に苦しむ。

シンドラーのリスト(1993年)★★★★
監督 スティーヴン・ スピルバーグ
出演 リーアム・ニーソン、ベン・キングズレー、レイフ・ファインズ

多くのユダヤ人を助けたオスカーシンドラーの生涯を描いた作品。
ナチスドイツに迫害されたから、ユダヤ人はイスラエルに入植した。
世界はユダヤに対して「負い目」を持っている。
なのに今でも「ネオナチ」が台頭していることには驚く。
赤い服を着た少女が印象的だが、 このアイデアは黒澤が「椿三十郎」で使いたかったものではないか?

ショーシャンクの空に(1994年)★★★★
監督 フランク・ダラボン
出演 ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ボブ・ガントン、ウィリアム・サドラー

原作はスティーブンキング
モーガンフリーマンがいい味を出している。 壁のポスターとハンマー。小道具も冴えを見せている。
私はいつか主人公が脱獄するのではないかという「疑い」があったので、
観た後の「爽やかさ」を感じることができなかった。
この映画で死刑と刑罰について考えてしまう。

ポセイドンアドベンチャー(1972年)★★★★
監督 ロナルド・ニーム 製作 アーウィン・アレン
出演 ジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナイン

話題になった「タイタニック」と比較する人もいるかもしれない。
私は「タイタニック」に感情移入できなかった。この作品のほうが好きだ。
「神と人間」がこの映画のテーマではないか? 
そして映画を観ている者に深く考えさせる。
主題歌の「モーニングアフター」はいい曲だ。

十二人の怒れる男(1957年)★★★★
監督 シドニー・ルメット
製作と出演  ヘンリー・フォンダ

あまりにも有名な映画なので、解説のしようがないくらいである。
ヘンリーフォンダ演じる8番の陪審員が中心となって、
少年の判決について話し合う、ただそれだけの映画である。
従って室内の演技がほとんどになるが、息の詰まる迫力がある。
この映画で得る教訓は大きい。
その中でも「話し合うことの大切さ」が一番ではないだろうか?
日本で裁判員制度が導入されたら(今は2004年の4月である)、
「素人が裁判にかかわることの危険」ももちろんあるが、
「素人にしか見えないもの、素人にしかいえないこと」があるはずだ。
ということは、「マイナス面しかない」と考えるよりは、
「大いにプラス面もある」ということになる。
日本でも最近は裁判員制度が話題となっているが、
自分が裁判員になる前に、一度はこの映画を観ていてもいいだろう。

サウンドオブミュージック(1965年)★★★★
監督、製作  ロバート・ワイズ
作曲 リチャード・ロジャース 作詞 オスカー・ハマースタイン2世
出演 ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー

名曲の多くが観る者にとって忘れられないものになるだろう。
私は「すべての山を登れ」と「私のお気に入り」が好きだ。
シスターがマリアを励ますために「すべての山を登れ」を歌う場面は感動的ですらある。
(カトリックがみんなこんなにリベラルな考えだったらいいのに!)
多くの人は、祖国を憂いて「エーデルワイス」で声を詰まらせるトラップ氏に感動したことだろう。
私は彼の苦悩を、長い間理解できなかった。

他にも「ドレミの歌」「もうすぐ17歳」など、名曲がそろっている。
あまり知られていないことだが、このトラップファミリーは実在した。
亡命後アメリカに住んで音楽活動をしたという話だ。

36年後のあの子供達   サウンドオブミュージックツアー

街の灯(1931年)★★★★
監督、製作、脚本、音楽、出演  チャールズ・チャップリン

花売りをする盲目の少女に金持ちと勘違いされる貧乏な男。
彼女を助けようと努力して、彼女は目が見えるようになるのだが・・・
この映画がハッピーエンドであったかどうか?
それは映画を観る者だけではなく、チャップリン自信の悩みでもあったようだ。
その証拠に最後の場面は二つあったそうだ。 
チャップリンは映画音楽もこのころから担当している。
「ライムライト」は永遠の名曲だ。

ボウリングフォーコロンバイン(2002年)★★★★
監督、製作、脚本、出演  マイケル・ムーア

アカデミー賞授賞式で「ブッシュよ恥を知れ!」と叫んだマイケルムーアの作品。
アメリカでの銃による犠牲者は1万人以上とも言われている。
どうしてこの事実を前にして何も規制ができないのか?
この映画はコロンバイン高校での銃乱射事件を背景に、
マイケルムーアが政治的影響力を持つといわれる、
全米ライフル協会のチャールトンヘストンのところにまで「アポなし取材」を敢行。
日本の「電波少年」もこのくらいやれば社会的な評価も上がったでしょうに・・・。
やはり個人でなければこういったことは困難なのか。
マイケルはこの映画の上映で命まで狙われたかもしれない。そう考えると勇気ある男だ。
アメリカにこうした男がいる限り、まだ救いはある。
「ソドムとゴモラ」のように滅亡させられることはない。

知りすぎていた男(1956年)★★★★ 
監督  アルフレッド・ヒッチコック
出演 ジェイムズ・スチュアート、ドリスデイ

主題歌の「ケセラセラ」を、出演しているドリスデイが歌っている。
この映画はヒッチコック自身の「暗殺者の家」をリメイクしたもの。
シンバルの音を利用して要人暗殺を目論む集団。
息子を誘拐されてその組織に立ち向かわざるをえなくなった男を、 ジェイムズスチュワートが演じている。
個人的には要人暗殺を企む集団にいた中年の女性が印象に残った。
誘拐された子どもに、「ケセラセラ」を歌うようにいうところは、
「ヒッチコックらしくない」感動的な場面だ。

80日間世界一周 (1956年)★★★★
監督 マイケル・アンダーソン
出演 デヴィッド・ニーヴン 、シャーリー・マクレーン
音楽 ヴィクター・ヤング

イギリス人が全財産を賭けて、80日の世界一周に挑む。
音楽もいい。ジュールヴェルヌの小説をうまく映像化した。
ラストシーンは状況が最初とほとんど変わらない。
つまりこの作品はSF的な手法で作られている。 

戦場にかける橋(1957年)★★★★
監督  デヴィッド・リーン
出演  クラーク・ホールデン、アレック・ギネス、早川雪洲

「戦争に意味はない」ということを考えさせる映画。
タイからインド方面への戦時物流を担うため、クワイ河に橋を架けようとする日本軍。
橋は完成するのだが・・・
実際にクウェー河鉄橋(タイのカンチャナブリーにある)に行ってみると、
その愚かさが理解できる。
ここの博物館にはこう書いてある。
「許そう。しかし忘れまい!」(Forgive but not forget.)
ところが、人は忘れる。人ってバカなのだろうか?

ナバロンの要塞 (1961年)★★★★ 
監督 リートンプソン
原作 アリステア・マクリーン
出演 グレゴリー・ペック、アンソニー・クイン、デヴィッド・ニーブン

アリステアマクリーンのアクション小説を映画化。
地中海にある孤島を舞台にした砲台爆破計画をめぐる傑作映画。
時間との戦い、裏切り、そして冒険と盛りだくさんの内容。

ペーパームーン (1974年)★★★★ 
監督 ピーター・ボグダノヴィッチ
出演 ライアン・オニール、テイタム・オニール

ライアンとテータムの親子が競演している。
聖書のセールスマン(実は詐欺師)と、
一緒に旅をすることになった「娘かもしれない少女」を描いたロードムービー。
どうしてこのタイトルがついたかは、映画を観ればわかる。
主題歌も印象的。テイタムの生意気さも微笑ましい。いい映画である。 

バックトゥザフューチャー (1985年)★★★★ 
監督、脚本  ロバート・ゼメキス
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ
出演     マイケル・J.フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン

タイムスリップをテーマにした作品。
実は主題歌のヒューイルイスは少しだけ出演している。
主人公がオーディションを受ける時にメガネをかけた男が「音が大きい」
という場面があるが、これがヒューイルイスだ。
噂によると、彼は「ウィーアーザワールド」のソロ部分で、同じことを言われたらしい。 

ハリーとトント(1975年)★★★★ 
監督 ポール・マザースキー
出演 アート・カーニー

住む場所を追い出された老人ハリーがニューヨークからシカゴまで旅をするという話。
彼にはトントという猫がいて、飛行機が使えない。
そこでグレイハウンド(アメリカを網羅するバス会社)でシカゴを目指す。
今では観られなくなった刺激の少ないいい映画である。
ぜひ自分の目で観て再評価してもらいたい。 
 
アルマゲドン(1998年)★★★★ 
監督 マイケル・ベイ
出演 ブルース・ウィリス、ベン・アフレック、リヴ・タイラー

ちょうどこの映画が公開された頃は、「地球がピンチになる映画」が多かった。
「インデペンデンスデイ」とか「ディープインパクト」とか・・・
素直に観れればこの映画は感動できる。
ブルースウィリスが自分を犠牲にして地球を救う場面では、途切れる通信が多くの涙を誘っただろう。
  「偉大なる父親像」こそがこの映画のテーマではないだろうか? 
ピンチなのは地球だけではなく、「人の内面」だったりする。

フォレストガンプ(1994年)★★★ 
監督  ロバート・ゼメキス
出演  トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト

ある意味「アメリカンクロニクル」とも言える作品。
観終わった後、静かな気分にさせてくれる作品。
たまに「他の俳優だったらどうだったか?」を考えるが、うまくいきそうもない。

ビッグ(1988年)★★★ 
監督   ペニー・マーシャル
出演  トム・ハンクス

これもトムハンクス主演作品。子供が大人になるというアイデアは古いが普遍だ。
「最後が最初につながる」という面も、SFの古典的な手法。




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