テーマ:政治について(19781)
カテゴリ:政治
公立学校の卒業式で国歌の強制があったとして争われた裁判。
東京地裁の判決では教師側が勝った。 この件については以下の記事ですでに書いた。 国歌の強制は違憲、東京地裁 上記の記事が楽天特有の字数制限に引っかかってしまった。 なのでここで続きを書く。 多くの記事がこの裁判について書かれた。 そのうちのいくつかを紹介する。 右翼よ法の声を聞け ~日の丸君が代強制違憲判決 以下の意見に賛成する。 >この判決のもつ歴史的意義は計り知れない。日本の急進的な「右傾化」に大きな警鐘を鳴らす歴史的判決なのだ。 これが地裁での判断とはいえ、違憲の判決があったという事実は消すことができない。 高裁、そして事情によっては最高裁まで続くであろうこの裁判を注目したい。 良心の勝利 ↑この判決を歓迎する記事。 驚くべき社説 読売、産経 ↑新聞各紙が社説でこの判決をどう解釈しているか。 比較している。 国旗・国歌の強制は違憲:都教委通達の違法性 ↑「教職員の思想・良心の自由を抑圧する姿勢を生徒に見せつけることが、本当に教育だといえるのか」 という主張はまさしくその通りだと私は考える。 強制しなくても国旗、国歌が必要だと生徒が認めるような教育を東京都はできないのだろう。 日の丸(国旗)掲揚/君が代(国家)斉唱強制は憲法違反? ↑この件について書いた記事のリンク集。 記事が多いということはこの件が注目されているということ。 浮かれている場合ではない---東京地裁難波判決 ↑この判決が教育基本法改正に与える影響、また難波裁判長に対する風当たりを危惧している記事。 君が代斉唱通達は違法 画期的判決だが、高裁で覆されるだろうな ↑現在の政治状況から、この判決が高裁で覆されると予測。 『君が代』斉唱j強制の違法判決 ↑この判決から国歌の変更までを記事にしている。 私は国旗と国歌についてでこの件に触れた。 これは 「デザインと曲」 の問題ではないということだ。 国旗のデザインが変わっても、誰かがそれを利用したら同じこと。 国歌も同じだ。 杉浦大臣「血塗られても英国は変えぬ」~じゃぁ何かい,英国で教師が不起立で処分されているのかい? 杉浦法務大臣の発言に対する記事。 すぐ上でも書いたが、国旗、国歌の問題はデザインや曲ではない。 どんなデザインの国旗、どんな曲の国歌でも卒業式などで強制されることが問題となっている。 君が代の強制は憲法違反だ! 東京地裁判決 ↑今回の判決がいかに画期的であるか。 また教育基本法の改正(改悪?)問題にまで言及している。 今度は教員側に批判的な記事を紹介しよう。 そうしなければ不公平だ。 君が代裁判。 以下の記述に注目した。 >もし君が代や日の丸が嫌だとしても、税金で生活している人が公の場で しかも教育する立場の人たちが、生徒の前で反日行為をするのは違反だね。 では、公務員は国が間違っていてもその間違ったことに従わなければならないのだろうか? それとも国は間違えないのだろうか? また、「反日行為」というのが私にはよく理解できない。 国の過ちを指摘することが、「反日行為」と呼ばれるのだろうか? (この記事にトラックバックしようとしたがうまくいかなかった) 国旗掲揚・君が代斉唱 以下の記述に注目した。 >訴訟を起こした401人(この人達は代表者?)は日本の国籍を持っているのだろうか。恐らく持っている意識はないのだろう。「日本人」としての責任意識はあるのだろうか。「日本国」と言う「国家」の中で生活することが出来ているという自覚はあるのだろうか。 日本国民だからこそ今回のような訴訟を起こすということはないのだろうか? 「日本人」であるということは何も国旗の掲揚や国歌の斉唱を強制して成り立つものだとは思えない。 君が代訴訟、不当判決! ↑この判決を批判する記事。以下のように書いている。 >教職員が、国から禄(ろく)を食みながら、国旗国歌に反対するなど、矛盾した話です。職を辞してから反対するならまだまだ分からないでもないですが、貰うものはしっかり貰っておいて何を言っているのか。 国から給料をもらっているからこそ国のあり方に対して批判する人もいるのではないか? 「国から給料をもらっているから国に従順であれ」ということになってしまうのか? 上兵は謀を伐つ。 ↑私がこの件で書いた前の記事にトラックバックした記事。 「原告側が東京都教育委員会に控訴しないよう申し入れた」とのこと。 これに対して以下のように批判。 >呆れ果てたわ!!! >原告側は自分たちが何様のつもりだと思っているのでしょうか。 私にしてみれば控訴しないよう申し入れるのはおかしいことでもなんでもない。 むしろ当然のこと。 強要ではなく要望を出すのはその人の勝手。 ハンセン病訴訟でも同じようなことはあった。 立場的に弱い人、または集団が訴訟で都道府県や国などと対立する場合、どうしても財政的に不利。 石原都知事はどう要望されようが控訴するだろうが、要望して損はない。 *********************** ※私を含めて、この件ではいろいろな意見がある。 靖国参拝や今回のような国旗、国歌については特にそうだ。 前にも同じことを書いたが、今まで戦後60年間こうしたことは一般的には論じられないできた。 それが今回のようにひとつの判決が出ただけでいろいろな意見が出ることを招く。 私は思う。 いろいろな意見があるということはある意味幸せなことだ。 だがそれが議論不足からくるのならそれは不幸なことだ。 今回、この判決について記事を書いたブロガーで、「人の意見を読んで意見が変わった」という人。 それはどのくらいいるのだろうか? 今まで紹介してきた記事の中に、自分の意見を変える意見がないかどうか。 もう一度読み直してみようと私は考えている。 この記事を読んでいる人もそうしてみない? 何か発見があるかもしれない。 ※またもや字数制限のために、この記事は以下へ続く。 国歌の強制は違憲(その3) *********************** *********************** ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.09.23 20:05:35
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