カテゴリ:社会問題
8日昼に秋葉原で起こった通り魔事件。
この件については以下の記事で書いた。 秋葉原で通り魔、7人死亡! 私の記事にいくつかのトラックバックが来た。 その中に以下の記事がある。 秋葉原の通り魔事件におもう こう書いてある。
結論から先に書くと、いかなる犯罪者でも裁判は必要だ。 それは、「デュー・プロセス」と呼ばれる基本原則があるから。 日本の憲法31条にもこの点は保障されている。 条文にはこうある。 何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。 つまり、裁判抜きの刑罰は日本においてはありえないということ。 犯人を憎む気持ちは私も理解できる。 しかし殺人という法治国家への挑戦を、法律を無視して処罰するのは矛盾している。 山口県光市で起きた母子殺害事件など、「犯人憎し」の感情が高まっている。 それは当然のことだし、私もそうだ。 それでも裁判抜きでの処罰には賛成できない。 犯人を憎む気持ちと、法律を無視することは別の問題だ。 また凄惨な事件で、「弁護を引き受けるべきではない」という意見。 一部のブログなどで見られるが、これもおかしい。 刑事裁判は、弁護士がいなければ成り立たない。 裁判官、検察官、そして被告と同じく刑事裁判には欠かせない。 誰かがその役目を引き受けなければならない。 「弁護を引き受けるべきではない」と主張している人。 映画「アラバマ物語」を観て、この点をもう一度考えてもらいたい。 同じ意見を他の場所でも目にしたので、この記事を書いてみました。
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最終更新日
2008.06.09 18:11:09
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