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りゅうちゃんミストラル

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2009.01.22
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カテゴリ:読書
海堂尊「ナイチンゲールの沈黙」を読んだ。
(この記事はネタばれあり)

      

この作品は、「チーム・バチスタの栄光」の続編になる。
東城大学医学部でのバチスタスキャンダル後を描いている。

東城大学医学部付属病院小児科。
そこに二人の患者がいた。佐々木アツシと牧村瑞人。
彼らの病名は網膜にできる悪性腫瘍、網膜芽腫(レティノブラストーマ)。
この病気は遺伝子の異常が原因。幼い子どもがかかる。
二人への治療は眼球摘出しかない。
そうしなければ、腫瘍が肺などに転移してしまう。

しかし中学生の患者、牧村瑞人は手術を拒否。
父親も承諾書を書かない。
加えて、瑞人の担当医師がかなり問題あり。
そんな中、瑞人の父親が殺される。

ミステリー小説として「犯人は誰か」という問題はどうでもいい。
「チーム・バチスタの栄光」でコンビとなった田口と白鳥が再び登場。
だが、私の感想としてはテーマが散漫で面白みが欠ける。

疑問なのは、大学付属病院で末期の肝硬変患者にアルコールを処方すること。
田口がいかに窓際医師であったとしても、これは実際に行われているのか?

救いは猫田看護師長のキャラクター。
「眠り猫」が目を開けると「千里眼」になる。
彼女のような存在が、日本の医療を救っているのかもしれない。
藤原看護師が認めただけのことはある。

次にこのシリーズを読むなら「ジェネラル・ルージュの凱旋」になる。
「ナイチンゲールの沈黙」にも出てきた救急救命の速水がどうなるのか。
機会があれば読んでみたい。

      

「ナイチンゲールの沈黙」に続く「螺鈿迷宮」は既に読んでしまった。
この作品については以下の記事に書いた。

「螺鈿迷宮」海堂尊

正直に感想を書くと、「螺鈿迷宮」は面白くなかった。
看護師の浜田小夜が桜宮病院の養女となったエピソード。
これは「螺鈿迷宮」につながっている。

ネットで書評を読むと、両作品はかなり不人気なのがわかる。
だが、「ジェネラル・ルージュの凱旋」は面白いらしい。
その評判が正しいのかどうか。
それは自分自身で確かめるしかない。

追記

「ナイチンゲールの沈黙」の中で語られる「共感覚」。
これで思い出すのが詩人、アルチュール・ランボーの「母音」。
ここで説明するには字数に制限があるので、以下のページを読んでほしい。

母音の色(ランボーの詩に寄せて)

↑文字を色に感じるのは、まさに共感覚。
私のような凡人にはこのように感じることが難しい。



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最終更新日  2009.01.22 16:53:55
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