テーマ:プロ野球全般。(13212)
カテゴリ:スポーツ
日本の優勝に終わった野球のWBC。
決勝と日本野球については以下の記事で書いた。 日本、韓国に勝ってWBC連覇! WBCの今後と日本野球 戦い終えた選手たちがアメリカを去る中、こんな記事がある。 WBC:クロスプレーの李容圭、銀メダル首に掛けず(朝鮮日報) 李容圭(イ・ヨンギュ)は俊足が売りの選手。 日本との決勝でも1番センターで出場していた。 問題の場面は6回。 2塁を狙った李はショート中島のヒザに激突。 ヘッドスライディングで中島のミスを誘う意味もあったのだろう。 結果的にアウトとなったが、李は衝撃からしばらく動けなかった。 このプレーは李のヘルメットが割れるほど激しかった。 李には第2ラウンドでも日本に因縁があった。 内海の投じた球が李の頭部に当たった。 今日のテレビで李の父親が中島との接触を見てこう言っていた。 「日本の野球は汚い」 上で紹介した朝鮮日報の記事にもこうある。 「日本選手の非紳士的プレーで2度も負傷しそうになった李容圭」 息子がケガしそうになるのを見て、怒りたいのはまだ理解できる。 しかし報道まで「非紳士的プレー」と書くのは理解できない。 私には中島のプレーが汚かったようにも見えない。 韓国人は以下の大原則を知らないのだろうか? 「ルールの範囲内なら何でもあり」 当たりにいったデッドボール。 隠し球。 そうしたプレーもルールで禁止されていなければ何ら問題はない。 (デッドボールの場合はルールよりも演技力の勝負。これもまた野球) 日本でも同じことはあった。 第一回のWBC決勝で、川崎はホームに突入した。 その際、敵の捕手は左腕で川崎をブロック。 このプレーで川崎は右腕を負傷した。 ホームはセーフだったが、私は敵の捕手を責めない。 日本が勝ったからこう言うのではない。 結果に関係なく、川崎や李の勇気あるプレーを認めたい。 それだけのこと。 これはルール上、問題のないプレー。 それが野球。 私は思う。 韓国は思い切りのいいプレーで日本に対抗してきた。 決勝で日本に負けたものの、韓国が世界に誇るチームであったことは確か。 批判より先に選手の戦いぶりを誇るべきじゃないのか? 李容圭による体を張った決死のプレーはむしろありがたい。 彼のガッツを称えるべきではないか。 敵ながらあっぱれだ。 父親なら日本のプレーを批判するより先にすることがあるはずだ。 それは、まず息子のガッツを認めること。 息子の味方。 それは、ケガを恐れずに2塁を狙った李容圭をまず「ほめる」ことではないか。 逆の立場であっても、私は同じことを言いたい。 イチローや片岡が勝利のために2塁を狙う。 その際、2塁手と激しくぶつかってヘルメットが割れても。 ファイトあるイチローや片岡をほめたい。 それが負け試合であっても敵の批判をしたくない。 イチローはかつて川崎に「ヘッドスライディングしたら口きかない」と言っていた。 あれは北京五輪予選だったか。この忠告はケガを恐れてのこと。 しかし野球は人がするもの。 思わずヘッドスライディングしてしまう川崎。 それをイチローは知っているんじゃないか。 自分の応援しているチームが勝てばうれしい。 自分の国が国際大会で勝てばさらにうれしい。 「競技か国か?」 サッカーや野球では、特に日韓戦になると優先順位が違ってくる。 我々は、野球という競技が見たいのか? それとも代表が勝てばプレーの質はどうでもいいのか? 勇気あるプレーは国籍と関係ない。 敵であってもいいプレーなら称えよう! *********************** 関連記事 【£】《WBC》野球を愛する気持ちの表現の仕方 ↑中島と李容圭の接触プレーに関する記事。 この記事でもあるように、ランナーの李容圭が向こうからやってきた。 これは非紳士的プレーでもなんでもない。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.25 17:50:30
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