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前原国交相が、羽田空港を国際便運行で24時間稼動させると明言。
事実上の、羽田空港のハブ化宣言だ。 クローズアップ2009:前原国交相「羽田ハブ化」 空港行政、急旋回(毎日新聞) 日本は韓国の仁川空港に負けている。 これは事実。 仁川空港は24時間運航で、成田より発着料金が安い。 というより、成田が高すぎる。 Airport Landing Fees ↑2004年の資料だが、成田がトロントや関空を押さえてトップ。 そのため、日本の地方空港から仁川を経由して海外に行く。 そうした人が増えている。 それだけ、成田は不便だということ。 その理由は、「日本の空はどうあるべきか?」という一貫性のなさ。 国策として空港を考えてこなかった日本の姿勢にある。 この、「アジアのハブ空港」については日本航空(JAL)の記事で書いた。 デルタ、ピンチのJALに出資か? 成田空港は住民の反対を押し切る形で開港した。 しかし、都心から遠いことが大きなマイナスポイント。 国内線への乗り換えも不便。 滑走路は2本。騒音問題で24時間稼動できない。 この両空港はこんな区分けをしてきた。 国際線は成田、国内線は羽田 成田と羽田を結ぶ高速鉄道が存在しない。 (両空港を結ぶ直通の鉄道はあることはあるが一般的ではない) 一方、羽田は都心に近くて便利。 滑走路も4本目を予定。 すでにチャーター便としてソウル、上海、香港便がある。 加えて北京への路線も就航が予定されている。 これらのポイントをどう見ても、日本の政策は間違ってきた。 さらに最近は必要かどうか疑問視される赤字の地方空港がある。 赤字に苦しむ日本航空の経営も暗い影を落としている。 読売の社説は14日、羽田空港のハブ化を歓迎した。 羽田空港 ハブ化推進は当然の選択だ(10月14日付・読売社説) 一方、毎日の社説は関西空港との関係について言及。 社説:羽田ハブ空港化 しがらみ解いて推進を(14日 毎日社説) 全日空や経済界もこの動きを歓迎しているという。 問題となるのは千葉県や成田市の反応。 前原国交相は14日、千葉県の森田健作知事と会談する予定。 前原国交相:羽田ハブ化発言 きょう国交相が千葉知事と会談(毎日新聞) 今までの経緯を考えても反発は必死だろう。 もうひとつ。 前原国交相の「羽田空港ハブ化」は鳩山首相に相談なしだという。 空港は日本の玄関にあたる場所。 しっかりと政権内で根回しすることが必要だ。 *********************** 関連記事 前原国土交通大臣の羽田空港ハブ空港化発言について ≪羽田ハブ化≫前原誠司国土交通相発言を空港を見ながら考える 揉める羽田のハブ空港化!成田空港は猛反発!仁川空港と比較して考えろ! 羽田ハブ空港化 羽田空港ハブ化 前原国交相 前原誠司氏、羽田をハブ空港に転換 橋下徹氏反発 [ハブ空港]空港リストラの時代 前原国交大臣が、突然、羽田ハブ化構想を表明&各所に広がる波紋+民主政権への懸念 ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.14 18:40:37
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