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埼玉県蕨市で起きた、4歳男児の衰弱死事件。
死亡した子を、なぜ救えなかったのか? 児童相談所は、強制的に男児を保護するかどうか検討した。 さいたま家裁に相談したが、断念した。 衰弱死の4歳児、児童相談所が強制保護断念(読売新聞) 「明確な虐待がなければ難しい」というのが断念の理由。 だが、付近の住民は虐待に気がついていた。 男児が死亡する1年8カ月前、110番通報があった。 蕨の4歳衰弱死:死亡の1年8カ月前に110番 付近住民、虐待に気付く /埼玉 虐待は何も暴力だけではない。 水や食事を与えないこともまた虐待。 日本語では「育児放棄」と呼ばれるネグレクト。 こうした虐待によって、男児は衰弱。そして死亡した。 この件に限らず、虐待事件は後を絶たない。 奈良県でも同様の事件が起きている。 奈良5歳児餓死、両親「愛情わかなかった」…近所付き合いもなく(読売新聞) 虐待の通報については過去、以下の記事に書いた。 幼児虐待を通報すべきか 警察庁では、虐待の通報により情報提供者に最高10万円を支払う。 児童虐待、通報で10万円の「情報料」 一方、法務省では虐待対策として、親権の一時停止を検討している。 親権一時停止を提言=虐待防止へ民法改正 法務省研究会(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版) 今日の読売新聞3月5日付 編集手帳も虐待について書いている。 亡くなった子に、こう述べている。 「親と上司は選べない」と言うが、その子が哀れでならない (上の記事から引用) 同じく3月5日付 よみうり寸評も、虐待についてだ。 こう述べている。 本来なら誰よりも大切に守り育ててくれるはずの人に虐待され、命を絶たれた子らが不憫(ふびん)でならない。 (これも上の記事から引用) 今も虐待を受けている子が全国に存在している。 それを考えれば対策の実現は待ったなし。 少子高齢化で子どもが少ないのに生まれてきた子は虐待される。 不妊治療しても子ができない夫婦もいれば、中絶する女性もいる。 世の中、うまくいかないものだ。 我々は、虐待を撲滅できるのだろうか? 何が何でも虐待死をなくさなければならない。 *********************** 関連記事 ★相次ぐ、幼児虐待餓死事件・・・ 奈良で虐待された5歳児が餓死 5歳児 餓死 育児放棄? 春なのにため息またひとつ 「埼玉・蕨市4歳児虐待死」両親逮捕 *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.03.05 18:41:28
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