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2010.11.16
テーマ：ニュース(99456)
カテゴリ：ニュース
マージャン店経営者を含む２人の男性を殺害した事件。
横浜地裁で行われた裁判員裁判で初の死刑判決が出た。  裁判員裁判初の死刑判決＝「回避の事情見いだせず」－２人殺害切断事件・横浜地裁（時事通信） 今まで、裁判員裁判で死刑が求刑されたことはあった。 だが判決は無期懲役。この事件だ。 耳かき店員殺害、無期懲役に 被害者の首を生きたまま切断。その上１３００万円以上の金を奪い、 遺体を切断し、山中に遺棄した。 もう一人の被害者も首を刺して殺害。 覚せい剤犯罪にも関与している。 今回の死刑判決は被害者遺族の感情も考慮しての判断。 もし自分が裁判員に選ばれて、死刑判決を出した場合。 その記憶は深く残るに違いない。 事件が控訴審に持ち込まれたとしても。 死刑判決が出た事実は変わらない。 （実際、今回の事件は弁護側が控訴するはず） 今回の死刑判決で、今後はこんな意見が出ると予想される。 「死刑判決が出そうな事件は裁判員裁判から外すべき」 この意見には一理ある。 というのは職業裁判官は自分から裁判官を選んだ人。 それに比べ、裁判員は何の覚悟もない一般人。 死刑判決がトラウマになってしまうかもしれない。 逆に、「死刑判決が出る裁判こそ裁判員が必要」という意見もあるだろう。 硬直した法曹界に、一般人の意見を反映させる。 それこそ裁判員導入の意味がある。 これもまた一理ある。 死刑の存廃についても議論が予想できる。 だが、裁判員のトラウマを回避するために死刑廃止。 となれば刑罰とは何なのか大きな疑問も残る。 追記 もうひとつ気になるのは、朝山芳史裁判長。 被告に控訴を勧めた。異例の発言だ。 裁判員裁判初の死刑判決、裁判長が控訴勧める（読売新聞） 以下のブログ記事でもこの点に触れている。 控訴を勧める 「控訴を勧める」第一審の裁判長は裁判官失格かもしれない。の巻 「変な判決」 死刑判決を出しておいて控訴を勧めるというのはどうなんだろう。 裁判所として無責任なのか。それとも思いやりがあるのか。 死刑か無期懲役かの選択で、意見が分かれた？ 裁判長はその異論を尊重するために控訴を勧めたのか。 それとも「控訴の勧め」は裁判長のスタンドプレーだったのか。 気になるところだ。 「控訴の勧め」は一審を軽視しているようにも感じる。 この裁判長は裁判員裁判そのものに反対なのだろうか。 裁判員裁判初の死刑判決 何かと議論になりそうだ *********************** 関連記事 横浜地裁裁判員裁判：池田容之被告に死刑判決 裁判員制度初の死刑判決が投げ掛ける波紋 裁判員裁判で、池田容之被告に初の死刑判決 裁判員裁判の死刑判決に思うこと 裁判員裁判初死刑判決 *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。  ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2010.11.16 18:35:04
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