矢口竜二のブログ

最近、色々な人達と交わるようになって、
多くの事を考えるようになった。

今回は知的障害のある子供との交わりであったが
そこから別な部分で学ばされたと思う。

私達健常者は生活する為に働き、家庭を持って
子育てをする。
それは普通であると思っている人が殆どである。
普通の中で生活する事は、当たり前であると思い
周りに対する気遣い等が欠けている部分が多いように思のである。

同時に人の優しさも労わりの気持ちも教えていない。
むしろ私達は障害のある方や高齢者に対して奇異の目で
見るような所がある事を感じてしまう。

こんな事を書いて生意気だと思われるであろう。
確かに私自身も若かりし頃は、仕事に追われ
今のような考え方では無かったであろう。

私は色々な体験をして、人との関わりで欠けている部分が
多かったように思う。
海外でも貧困層の方と関わり、被災地でも介護の必要な方の
関わりの中で色んな面で学ばせて貰った。

だが、一般の方達は、今だに、奇異の目で見る方が多い事を
感じてしまう事が多い。
確かに、それを理解するのは難しいであろう。

その様に思うのは、子供の頃の教育体制にある部分が
多いように思うのである。
日本の教育は学歴一辺倒の考え方です進んで来た陰りが
今になって出て来たのであろう。

最近、政治家が道徳などを教育体制に考えているようであるが
あれも論理的な部分だけであり、実際の体験等を
生かしていけるのか疑問に思う私である。

部分的には生かせるかもしれないが、
多くの部分では、教育方針を作成する官僚は、
体験等は皆無であろうし、その為に学識経験者の意見を聞くであろうが、
それを実行する学校側が、今や能力的に問題が多いように
思われるのである。

また、同時に親にも、その様な教育がなされていないので
利己主義的要素が多い事を、私自身も目にして来たので
難しいであろうが、今からでも人間としての基本教育は
必要な時期に来たと私は思う。

また、障害がある子達の親も、それに対する考え方も
変えて行かなければならないであろうし、
同時に、それ以外の親たちの意識も
変えなければならないであろう。

今の日本は人間性の教育が疎かに成り、
それがイジメや、偏見などを作り上げているのであり、
これまでその教育が成されていない人達が、教育現場や教育方針を
作り上げた事により、問題点が出て来ているのである。

これからは人間教育も大切であり、どの様な人とも
共存共栄出来る事を教育する事が大切に思う。