矢口竜二のブログ

今日は参議院選挙で投票して来ます。
今回の選挙の争点は、政党ごとに違いはあるので、
多少の迷いはあるのですが、基本的には自分の考えている
方向に近い人に投票するでしょう。

日本の選挙活動は、私が幾度もブログに書くが
言葉だけで、国民を騙し欺く政策論を言って居る政党が多い。

メリットだけを強調して、リスクは隠して居るのが政治家である。
メリットも政治家が評価するので無く、選挙民が評価すべきであり
其の選挙民も評価能力が無いのか、シガラミや人気投票的な
考え方の人が多い。

政策にはメリットもあるが、必ずやリスクも伴う事は当たり前であり
選挙戦ではメリットだけを強調して、リスク等は一言も言わない。

確かにメリットを強調する事で、私は遣りますと言うのが
政治家の手法であろうが、選挙の時と議員に成った時の差が
激し過ぎる方が多い。

それでは、選挙民を騙して居るのではと感じてしまう。
政策や計画には必ずや、メリットがあり、デメリットも出る。
その両方を訴えて選挙民に政策を言うなら、
それで選挙民が判断する事が出来るが、
メリットだけを強調して、デメリットやリスクは一切言わないで、
政策のメリットを強調して、遣りますと言うのが、政治家なのであろう。

だが、政治家の政策は、前にも書いたが、官僚がお膳立てした物を
棒読みしているのが現実である。

基本的に選挙に勝つ為の話法は得意かもしれないが、
実行力が伴って居ないのが政治家であり、
当選したら民意等は無視して、官僚の書いた筋書きを
読み上げているだけであると思える人が殆どであろう。

何事も行う事はメリットがあり、デメリットもあるのであり
その両方を言って国民に判断させるべきが、
それが出来ないのが政治家であり、選挙での公約なのであろう。

仮に私が計画案を作成する場合は、メリットは書くが
同時にデメリットも書き、実行する場合のリスクも書く。
それによって判断して貰う事が多い。

政策や計画には、メリットがあり、デメリットやリスクも
伴うのが当たり前である。
だが、人が判断する基準はメリットでしか判断しないのが普通で
デメリットやリスクを言うと却下する事が多い。

その為に選挙では政策のメリットを強調するのであろうが
前記したように政策や計画には、メリットやデメリットの
両方の要素が必ずあり、其の要素が大きいか小さいかである。

同時にリスクは何事にも伴うのであり、実行する人によっては
そのリスクが大きくなったり、小さくなるのである。

それは実行する人の経験等や知識度によっても変わるし
闘争心によっても変わって行くのである。

ましてや政治的政策は、国民の生活に密着しているのであり
個で動くもので無いのであり、政党が掲げる政策は
あくまでも目標で実行出来るか、出来ないかは未知に近い。

その面を選挙民は判断すべきであるが、候補者はメリットだけを
強調している事を、私達は分かるべきであろう。

今までの選挙結果で、候補者が政策論を強調した事が
実行されたのは骨抜きであったり、実行とは程遠いものであり
それが政治不信に繋がり、国民の諦めに成って来た事を
私達は忘れているのであろう。

本当に政策を実行出来るか、また、民意をしっかりと
くみ取ってくれるかは、選挙民の判断が必要な時代に
入りつつある時期に来た事を感じている。