矢口竜二のブログ

昨日、認知症のサポーターの講習を受けたが、

認知症に関しての内容は分かった部分がある。

厚労省が行政側に認知症のサポーターをとの事で

オレンジリングなる物を講習が終了した方に渡してくれたが

その方達がサポーターとしての、第一段階が終わっただけであり

あくまでも、認知症に対する対応を、どの様に行う事だけである。

基本的には、政府と官僚が認知症方々に対策を行っていますと

言うアピールと感じてしまった。

私も社協や被災地で高齢者の方との関りがあり、関わった方にも

認知症の方が居たので症状や行動が多少は分かる。

また、若い頃に奥さんの祖母が、完全な認知症であり

徘徊する事や、怒り出す事、忘れる事などの激しさも

一緒に暮らしていた経験があるのと、高齢者の方が

軽い認知症の方や、被災地では寝たきりの方が認知症であったりと

それなりに見て知って居る部分もある。

今回の講習内容も理解が出来るが、国が認知症対策として

オレンジリングをしている方が、サポーターとして養成段階であり

あれだけでサポートできるかと言えば、そこには無理があるように

思えてならない。

今回の講習は年齢層も高い方も多かったのと、介護関係施設の方や

一般の高齢の方も多く居た。

介護関係の方は理解出来るが、一般の方では実践的には無理が

あるであろうが、制度的な事がある事に関しては広める為には

良い事であると思う。

行政側は、その中からサポート出来る人を養成しようとしての

今回の講習を行ったのであろう。

そこまでは良いが、各自に渡したオレンジリングに関しては

私達講習を受けた人は分かるが、そのリングをしている人が

認知症サポーターとは、一般の人達には分からないであろうし

国や行政が認知症対策の為に行って居る事など

誰も分かって居ないのが現状であろうと思う。

政府と厚労省は行政に丸投げしているだけで、

オレンジリング等や内容を報道もしていないし、

行政側も報道していないのだから、

一般の方など分かるわけがない。

仮に私が見知らぬ人で、その方が認知症であったとして

声を掛けたら怪しい人と、周りから思われるだけであろう。

腕にオレンジリングをしていても、周りの人達からも

そう思われるであろうと感じるし、私が今回の講習を受けていないで

他のオレンジリングをしている人が、その様な行為をしたら

怪しむであろうと思う。

国しても行政にしても、行動がアンバランスに感じてならない。

講習を受けた方からも、その様な意見が出ていた。

また、認知症は鬱と似ている所があり、一般の方では

判断できない状況であるとも言っていたので、

その辺の問題が大きいだろう。

私自身は、認知症の方との接触もあり、多少なりにも分かるが

それも数回会ってから分かる事であり、咄嗟には分からない。

行政側も、これから広げて行く為の第一段階であろうと思う。

その為にはオレンジリングを公報する必要性があるであろう。

講習の帰りに、見守りを行う人を紹介して貰うのに

地域の福祉センターに寄って、その方を紹介して貰った。

認知症に関しては、これから私自身も高齢者の方のお手伝いを

しているから会うであろうし、それなりに対応の仕方を

学んだと思って居る。

私自身も認知に成る可能性もあるが、今の所は医者にも

問題ないと言われているし、認知症関係でテレビに出た時も

クリアーしているからと思って居るが、

これだけは分からない事である。