飯泉太子宗、白水社 (2009/5)
仏像修復と言う立ち位置から見た現場の話。
新聞書評で評判が良くて読んでみる。
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プラモデルとの類似、大胆な修理方法。
立ち木仏、素人作り、秘仏が盗難されると大変‥‥
などなど、面白い。
ガンダムとか北斗の拳とかが例えに出てくる。
1974年生まれ、夫婦で1年半かけて世界一周している。
いいなぁ。
二次元のものを3次元に映しかえるのは凄く難しい、
というのが何箇所か出てくるが、著者のほほえましい?
イラスト&書き文字を見ていると逆もまた真?って思っちゃう。
14 茨城の西光院
25 中宮寺の半跏像の名称?
35 世界でもっとも木彫が作られ続けた国=日本
41 寄せ木作りで膠留めだけだとバラバラに=江戸時代
53 玉眼への改造
61 神社のご神体は基本見せない
91 樹脂含浸=ボロボロに腐っててもOK
101 現代は木工用ボンド
128 立像を坐像に
151 埃とゴミも大切
154 「魂抜き」してから美術展に出す
217 骨董、マニア度高い仏教美術
位置づけ的には茶器と並び上
伊万里のそば猪口→古民具→焼き物の唐津や李朝
226 仏像、室町以降に国宝はない

おさえておきたい仏像の基本
超個性的な仏たち―仏像制作もコンセプトが命という話
究極の仏は脳内仏像―仏の三十二相の話 ほか)
仏像だって壊れる
時を越える仏像―文化財修理の話
かけらは語る―仏像破損の話(1) ほか)
仏像のお医者さん
そんな修理もありですか―大胆な修理の話
仏像は実用品、それとも美術品?―良い修理の話 ほか)
文化財としての仏像
誕生日は何時代?―制作年代判定の話
年輪で制作年代がわかるのか?―年輪年代測定法の話 ほか)
仏像の裏側、知られざる姿
仏像修復という仕事は、一般にはあまり知られていないが、
実は仏像を見るには一番いいポジションである。
著者は日本で唯一、国宝・重要文化財の仏像を修理することのできる施設、
(財)美術院に在籍し、そこで実際にさまざまに壊れた仏像の修理に携わってきた。
現在は独立し、古仏修理工房を設立、N P O活動による仏像・文化財修復を行なっている。
その経験をいかして、一風変わった仏像の見方を紹介する。
例えば、仏像の内側はどういった構造になっているのか?
仏像の眼は何でできているのか?
壊れてバラバラになった仏像を何を使って接着するのか?
といった疑問に対して、通常見ることのできない修理過程の写真やイラストを使って、
修理現場ならではの立体的な説明をしている。
近年、仏像に対する関心が高まっているが、
本書は修復師が解説する仏像の入門書である。
飯泉太子宗(いいずみ としたか)
1974年生まれ。東北芸術工科大学芸術学部(文化財保存)卒業。
1997-2003年、(財)美術院国宝修理所に勤務。国宝、重要文化財の仏像の修復に携わる。
2003-2004年、吉備文化財修復所に勤務。退職後、夫婦で世界一周の旅へ。およそ1年半の間、世界中の文化遺産を見て歩く。
2006年、帰国。2007年、特定非営利活動法人「古仏修理工房」を設立。
関東を中心にNPO活動による仏像・文化財修理を行なっている。
著作に『たのしい仏像』(廣済堂出版)がある。