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2015/04/23
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テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌治療情報

朝日新聞朝刊 2015年4月21日の記事です。

 森昌子さんのシリーズが始まりました。芸能界復帰後、更年期障害、うつ、急性肺炎と様々な病気と闘います。そんなか、下腹部の圧迫感から検査したところ、子宮筋腫が見つかります。さらにその筋腫摘出後の検査で「子宮頸がん」が見つかり、子宮摘出を薦められます。

 歌手の森昌子(もりまさこ)さん(56)は、2006年3月、20年ぶりに芸能界に復帰した。背中を押してくれたのは、3人の息子だった。


 05年に離婚した後、息子と母と自分の生計をどう立てていけばいいか、考えあぐねていた。ある日、息子たちが1人ずつ森さんに声をかけてきた。


 「歌、生で聞いてみたいな」「ママ、歌手だったんだよね」

(中略)

森昌子1.jpg


 「何の取りえもない自分が、唯一できることは歌しかない」。復帰への覚悟を決めた。歌番組にコンサート、ドラマ。かつてのような忙しい毎日が再び始まった。


 ただ、長い間、本格的に歌っていなかったので、思うように声が出ない。テレビ局内の様子も20年前とは大きく様変わりしていた。たとえば番組制作の進行方法。打ち合わせ後、すぐに本番に入る。


 気の利いたコメントを即興で求められることが多く、どぎまぎした。分刻みのスケジュールに体がついていけないと感じた。ブランクの大きさを思い知った。


 一方で、明るく笑っていなければ、という気持ちも強かった。「復帰した私へのファンや関係者の期待を裏切ってはいけない。そんな使命感でいっぱいでした」


 40代後半で、離婚に続き、芸能界への復帰と、取り巻く環境が大きく変わった。そんな中、森さんは更年期障害に悩まされるようになった。脱力、疲労感や不眠、めまいの症状に見舞われながら、仕事を続けた。


 そのうち、うつ症状にも苦しむようになった。


 仕事先では笑顔を絶やさない森さんだったが、自宅に戻ると、そのまま自分の寝室へ行き、内側から鍵をカチャリとしめた。誰とも話したくなかった。1人、部屋でただぼんやりと過ごした。食事をとるのがおっくうになり、夕飯の支度をするのも面倒になった。日が暮れるとふと、涙が出ることもあった。「自分が自分でなくなったような感じ」が続いた。


 「お母さん、いつもしんどそうだけど、大丈夫?」。息子たちが心配して声をかけてきた。


 07年秋、風邪をおしてコンサートの舞台に立ち、その後、急性肺炎を起こした。コンサートツアーは年内いっぱい中止し、08年初めごろまで休養した。


 華やかな歌手活動。その裏で、心身の不調に苦しむ日々が続いた。
 
 09年に入ると、突然、顔や体のあちこちにブツブツとした感じの大きな湿疹ができた。「何かのアレルギーかな?」。森さんは、皮膚科を何軒も受診したが、処方される塗り薬はどれも効かなかった。


 以前から下腹部の圧迫感も感じていた。かかりつけの産婦人科医に相談したところ、詳しく検査するよう勧められた。


 この検査の過程で、新たな病気が見つかった。


 エコーで子宮の状態を調べたところ、大小30~50個の子宮筋腫ができているとわかった。「おなかの違和感はこれが原因だったのか」と納得した。


 筋腫を取るため、「筋腫核出(かくしゅつ)術」と呼ばれる、レーザーで筋腫だけを切り出す手術をした。


 だが、その後の検査で、予想外の病気がさらに見つかった。「子宮頸(けい)がん」だった。がんはごく初期のもので、粘膜の表面にとどまっていた。


 09年春、子宮筋腫の手術に続き、「レーザー蒸散術」という子宮頸がんの手術を受けた。レーザー蒸散術は、がんの組織にレーザーの熱をあてて瞬時に水分を飛ばし、組織を消してしまう手術方法だ。この手術自体は約30分で済んだ。


 ただ、子宮頸がんが見つかった当初から、森さんは主治医から「子宮を摘出した方が良い」と勧められていた。がんが再発する危険性を抑えるためには、摘出した方が良いのかな――。森さんはそう思う一方、このときは首を縦に振ることができなかった。


 「子宮を取ってしまったら、女性でなくなってしまうような気がして、どうしても承諾できませんでした」


森さんのミニコンサート。あふれそうなほどの客が集まった=昨年5月、名古屋市
森昌子2.jpg

 


今年3月には新曲「惚れさせ上手」を発表した
森昌子3.jpg



◆キーワード
<子宮頸がん> 子宮の入り口(頸部〈けいぶ〉)周辺に生じるがん。日本では年約1万人に見つかる。患者の9割がヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しており、感染が発症リスクを高めるとされる。月経時以外の出血やおりものの増加、月経血の増加や期間が長引くなどの症状が出るが、患者が異常に気づかない間に進んでいることが多い。がん細胞になる前の「異形成」という状態を経るため、検診で細胞を調べれば早期に見つけることが可能。20歳以上の女性は2年に1度の検診が推奨されている。


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最終更新日  2018/04/01 07:12:50 PM
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