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2015/07/20
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テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」2014年10月16日の記事です。
 

 元宮城県知事の浅野史郎さん(66)は2009年5月、血液がんの成人T細胞白血病(ATL)と診断された。定期的に診察を受けに通っていた東北大病院の血液内科で通告された。原因となるウイルス(HTLV―1)に感染していることがわかってから、4年後のことだった。

 自覚症状はまったくなかった。直前3月の東京マラソンでは4時間15分で完走していた。勤務先の慶応大では、新学期が始まっていた。「感染者のうちATLを発症するのは5%」。以前、医師から説明された、その5%に入ってしまった。

 官僚時代から頭の切り替えと合理的思考で有名だった浅野さんは迷わなかった。診断の直後、病院近くの喫茶店に入り、妻の光子さん(65)に宣言した。

 「これから、この病気と闘うぞ。絶対に負けない。力を貸してくれ」

 迷っても絶望しても、何も変わらない。病気と「闘う」姿勢になろう。守りに入ってはいけない。

 浅野さんは話す。

 「絶望していたのは、そう、1時間ぐらいでしょうか。でも、妻に『闘う』と言ったら、ものごとがとても単純化されたんです。大学の仕事のこと? 瞬時にみんな過去のことになりましたね」

 大学の講義を休講にする。2本のテレビのレギュラー番組を降板する。いずれも迷いなく決めた。病(やまい)と闘うこと以外、無になった。

 浅野さんは振り返る。

 「知事を3期務め、大学人になり、還暦を超え、いまさら人生の目標なんて……と思っていた私に、いきなり目標ができたんです。新しいやりがいのある仕事ですよ」

 これほどの吹っ切れた思いの裏には、「足下に泉あり」という浅野さんの好きな言葉があったことは確かだ。人生で、人事異動も、人との出会いも、そして病気も、自分の意思ではなく、「上から」やってくる。そんなとき、「いやだな」と思わず、まず自分の足元を掘ってみなさい。目標は足元にある。掘ってみると、必ず泉が湧いてくるから。

 そして、「闘病」という新しい「仕事」を、浅野さんはひょうひょうと乗り切っていく。


写真:1992年4月に出場した、小笠・掛川マラソン

2.jpg


 「闘病」という新しい「仕事」。 私もそんな気持ちで今までやってきました。会社には席をおいてはいましたが、戻ることは考えず(会社にはそうは言ってませんでしたが)治療に集中しました。



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最終更新日  2016/09/16 12:58:13 AM
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