朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。
≪2015年5月29日の記事≫
2014年1月、東京都の女性(79)は、肝臓がんの4度目の再発が見つかった。大きさは約2センチ。門脈という太い血管の裏にあり、門脈を傷つけたら大量出血を招く危険があった。
「治療はできます」。虎の門病院(東京都港区)の主治医、池田健次(いけだけんじ)さん(62)は、新しいラジオ波治療を提案した。
ラジオ波の熱でがんを焼くのは従来と同じだが、熱を発する電極がついた針の仕組みが従来のものとは異なる。この針を複数使うことで周囲からがんを加熱できるため、門脈を傷つけることを避けられるという。13年1月に販売され、公的医療保険が使える。
治療は成功し、女性は2週間後に退院した。しかし、C型肝炎ウイルスが体内にいる限り、また再発する可能性が高かった。こうした状態を終わらせようと、14年の11月から、ウイルスの排除を目指した新たな治療を始めた。
「ダクルインザ」と「スンベプラ」という二つの薬を24週間、毎日飲む薬物治療だ。どちらも2カ月前に発売されたばかりだった。「あと10年ぐらいすれば、きっといい薬が出る。だから長生きしましょう」。再発の不安を抱えていたころ、診療にあたっていた医師から言われた言葉を思い出した。副作用への心配から希望しなかったインターフェロンの注射が必要ないことも、この治療を始める気持ちを後押しした。
飲むのは朝晩8時に決めた。同時に体温を測って記録した。発熱や肝機能障害などの副作用が出ることもあると聞いていたが、女性には出なかった。
今年5月、この薬物治療が終わった。血液検査の結果、ウイルスは検出されなかった。「先生や支えてくれた家族のおかげです」。今後は月に1回は通院して、未検出の状態を保っているか調べることになっている。
「今日も無事に過ごすことができました」。夜、寝る前に布団のなかで手を合わせる。趣味の手芸や押し花、読書に散歩……。「最近はあっという間に一日が終わります。それも楽しく、うれしいことです」
一日一日を大切に生きていきたいと考えている。
C型肝炎の薬は服用後に必ず記録し、飲み忘れないようにしていた
医療の発達で、種々のがんで治療法の選択肢が広がっているようです。ただ、待ってるだけでは知ることができない場合もあります。私がそうでした。
主治医、セカンドオピニオン、ネット情報、色々なルートで知ろうという努力も必要だと思います。
>「最近はあっという間に一日が終わります。それも楽しく、うれしいことです」
>一日一日を大切に生きていきたいと考えている。
私も同じような気持ちで毎日を過ごしています。
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