テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。
≪2015年6月2日の記事≫ 埼玉県草加市に住むH.KAさん(75)が体の不調を感じ始めたのは昨年10月のこと。食事のとき、ものをのみ込むと、つかえるような違和感を覚えた。 「きっとのどにがんがあるから、つかえるんだ」。冗談半分にそう言って、家族を驚かせた。心配した妻のH.KIさん(75)に背中を押され、11月上旬に近くの病院へ行き内視鏡検査を受けた。 後日、検査の結果を聞きに行くと、医師から「ステージ2から3の食道がんです」と告げられた。 医師は紹介先として、関東地方の病院の名前をいくつか挙げた。「ご自身で受診したい病院があったら、言ってください。紹介状を書きますから」と言った。 「『やっぱりがんだったか』と思う半面、初めて寿命を突きつけられたようでショックだった」 ただ、H.KAさんには、思い当たる節があった。金融関連の会社を64歳で退職したのを機にたばこをやめたが、「多い日には1日40本もたばこを吸うほどのヘビースモーカーだった」。 禁煙したものの、退職後、酒量はむしろ増えた。自宅の冷蔵庫にあるビールを好きな時間に、好きなだけ飲んだ。「そんな生活、体にいいわけないよ」。喫煙と飲酒は、食道がんの危険を確実に上げるとされる二大要因だ。 がんと診断された翌日、長男のH.TAさん(47)が食道がんに関する本を買い込んできて言った。 「これを読んで、どこで治療するか自分たちで考えよう」 本を読むうちに、関東では国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)が食道がんの手術数が多く、内視鏡を使った手術で実績があることが分かった。 右胸を開いて食道を摘出する一般的な手術に比べ、内視鏡を使う手術は痛みが小さく、体への負担が少ないと書かれていた。H.KAさんは「年齢や体力を考えると、手術するなら、あまり負担がかからない方がいい」と考えた。 診断した医師に相談すると、「内視鏡手術で有名ですね」と言って、紹介状を書いてくれた。 その日に連絡すると、予約ができないので待つ可能性はあるが、翌日なら受診できるという。H.KAさんは紹介状を持って、さっそく病院へ向かった。 写真:H.KAさん(右)と妻のH.KIさん。がんについての様々な本を読んで情報を集めた=埼玉県草加市 (患者さんのお名前はイニシャル表記に変更させていただきました。写真も掲載を控えました。) 食道がんはタバコだけでなく、飲酒も同じようにリスクを高めるということですね。 ご家族も含め、情報を自分たちで集めることは非常に重要だと思います。「本」も一つの手段ですが、本屋には限られた本しかありませんし、見るからに金儲けを狙った、あるいは売名行為を狙った本も多くみかけます。図書館の本は情報として古くなりがちです。 やはり現在はインターネットの情報を外すわけにはいかないと思います。真摯な医療者の情報や、見返りを求めない患者さんの体験記など、有効な情報であふれています。 しかし、悲しいかな、現代医学を全面否定し、民間医療しか道はないという類の情報も多いので気をつけねばなりません。 よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 ___________________________________________________________________ 【関連カテゴリー記事一覧】 ◆がん治療情報 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=16 ◆がん治療日記 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10 ◆がん治療振り返り http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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