テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。
≪2015年7月29日の記事≫ 千葉県市川市の産婦人科医、SNさん(68)は2007年11月上旬、地元の病院で大腸内視鏡検査を受けた。S状結腸に、直径4センチの腫瘍(しゅよう)が見つかった。 「大腸がんだとすると、肝臓に転移しているかもしれない。エコー検査で調べてみましょう」 担当医に勧められ、すぐに超音波検査を受けた。 検査のあと、担当医が言いにくそうな様子で結果を告げた。 「転移とみられる腫瘍が、肝臓に複数見つかりました。S状結腸がんの4期だと思います」 帰りがけ、担当医から、こう声をかけられた。 「これからが大変です。でも、生きる希望をお持ちになってください」 夜7時すぎ。病院の駐車場へ戻ると、真っ暗になっていた。涙があふれて止まらなくなった。 「どうしよう」 経営している産婦人科医院の今後のことや家族のことが、頭をかけめぐった。 「肉眼で見える血便はなかったし、そのほかの自覚症状もほとんど無かった。本当に、いきなりでした」 がんの治療に専念するため、産婦人科医院は休診することにした。それまで通院してくれていた人たちには、「しばらく外来を休むことになりました」とだけ告げ、代わりの医療機関を紹介した。 「もうこれで、この医院にも帰って来られないかも知れない。そう思うと、寂しい気持ちでいっぱいでした」 地元の病院からは、がん研有明病院(東京都江東区)で治療を受けるよう勧められた。 11月中旬に入院し、CTやMRIなどの精密検査を受けた。11月下旬に手術するという。MRIの画像を見ると、肝臓への転移が広い範囲に散らばっていた。 「これはきっと、予後が良くないだろうな」。日記には「きついなー」と書き込んだ。 入院した部屋は窓からの眺めがいい。妻Nさん(65)は「飛行機がよく見えるわよ」と、努めて明るく話しかけた。でも、景色を眺める気分にはなれず、3日間、カーテンを閉め続けた。 患者を診察するSNさん。自分が入院中は、休診せざるを得なかった。 (写真掲載は控えました) >がんの治療に専念するため、産婦人科医院は休診することにした。 >それまで通院してくれていた人たちには、「しばらく外来を休むことになりました」とだけ告げ、 >代わりの医療機関を紹介した。 >「もうこれで、この医院にも帰って来られないかも知れない。そう思うと、寂しい気持ちでいっぱいでした」 私は前の会社をリストラになり、別の会社に再就職して1年と2カ月経ったところで発病しました。見習いのような期間を経て、これからというときだったので、急に私が抜けて困るという状況ではありませんでした。しかし、このままでは会社は困りますので、長期治療が必要と分かって1ヵ月経ったところで後任を置いてくれました。 幸い入院していた病院では、4人部屋ですがPCが使えましたので、メールやイントラ接続で、引き継ぎもすることができましたし、後任の方も同僚といっしょに見舞いにも来てくださいました。入院して早い段階で、心の中では退職を決め、治療に専念することにしました。 1年ごとの更新の就業契約だったので、休み初めて7ヵ月後の粒子線治療中に契約更改のタイミングで会社を辞めました。 よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 ___________________________________________________________________ 【関連カテゴリー記事一覧】 ◆がん治療情報 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=16 ◆がん治療日記 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10 ◆がん治療振り返り http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/01/20 10:09:17 AM
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