テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。
≪2015年8月6日の記事≫ 2010年に肺がんの転移が見つかった神奈川県の主婦WHさん(68)は、腫瘍(しゅよう)を小さくする効果がある新薬の臨床試験(治験)に参加することにした。 WHさんのがんは、がん細胞が増殖する時に必要な「EGFR」と呼ばれる遺伝子に変異があるタイプだった。当時、分子標的薬の「ゲフィチニブ(販売名イレッサ)」か「エルロチニブ」を服用するのが標準的な治療だった。 新薬の「アファチニブ」はさらに効果があると期待され、従来の抗がん剤による治療と比べて有効性を確かめる段階の試験だった。 3月に神奈川県立循環器呼吸器病センター(横浜市)に入院した。WHさんは新薬を飲むことに決まった。毎朝、薬を1錠飲んだ。「薬を飲むだけで、3週間も入院なんて」。当初、そう感じたが、3日目から下痢の副作用が出た。1日4、5回ある。48キロあった体重が、3週間で43キロに落ちた。 さらに、口内炎や口のはしが切れる口角炎にも悩まされ、塗り薬をこまめに塗るよう心がけた。 皮膚の乾燥も激しく、「まるで白い粉をふいたようだった」。 4月上旬に退院すると、全身ににきびのような湿疹ができるようになった。分子標的薬の典型的な副作用だった。強いかゆみを伴い、うみのような水が出た。 WHさんは当初、かゆみが強いのに、「体調はいい」と回答することもあった。「副作用がひどいと、治験が中止されてしまうのでは」。そんな思いからだった。 頼りになったのが治験コーディネーターの山根未来(やまねはるか)さん(33)だった。医師と患者の間に立って、治験に参加する患者に薬について説明し、相談にのる役割を担う。 主治医の加藤晃史(てるふみ)さん(50)が診察する前に、山根さんが必ず面談した。「湿疹のかゆみはどのくらいつらい?」。詳しく聞いた。 「かゆみで眠れないほど」 医師に言いづらいことも、山根さんには打ち明けられた。 WHさんは「湿疹が出るとは聞いていたものの、あれほどひどくなるとは思っていなかった」。 加藤さんも、WHさんの湿疹が予想以上にひどいことに驚いた。「これほどつらい思いをさせて治験を続けていいのか」。加藤さんは迷うようになった。 写真:治験の期間中、受診前に毎回記入したアンケート 抗がん剤もそうですが、副作用がきつい場合、それでかえって存命期間が短くなったりもします。存命期間が長くなっても、生活の質が極端に落ちたりとかもあります。そうなった場合、考えどころです。 私は抗がん剤治療で、ひどい副作用は出なかったし、2クール後のCT検査で腫瘍が小さくなっているのが確認できたので、抗がん剤を続けるかどうか迷うことはなく、6クール終えました。 もし、再発して抗がん剤をすることになったら、副作用との兼ね合いで、何が自分に最適なのかよく考えなければならないと思っています。ものすごく苦しんでまで生きたいとは思いません。 そのためにも、今の時間を大切にしなければならないし、やらねばならないこと、やりたいことを積極的にやっておくことが必要だと思っています。 よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 ___________________________________________________________________ 【関連カテゴリー記事一覧】 ◆がん治療情報 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=16 ◆抗がん剤治療日記 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10 ◆抗がん剤治療振り返り http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11 ◆粒子線治療日記 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=1 ◆粒子線治療振り返り http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=23 ◆粒子線治療後経過観察 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=24 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016/10/10 01:19:05 AM
コメント(0) | コメントを書く
[癌治療情報] カテゴリの最新記事
|
|