朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。
≪2015年8月29日の記事≫
腎臓にできるがんの大半は、尿をつくる尿細管にできる腎がん(腎細胞がん)だ。このほか、尿が流れる通路にできる腎盂(じんう)がんもある。
腎がんの患者は男性に多く、50代以降に増える。初期症状はほとんどないことが多いが、血尿などの症状がある人もいる。
東京女子医科大泌尿器科の近藤恒徳(こんどうつねのり)准教授(49)によると、治療の基本は、手術でがんを取り除くこと。がんの大きさや位置によって、がんがある
側の腎臓全体を摘出する「根治的腎摘除術」と、部分的に取り除く「腎部分切除術」とがある。近藤さんは「部分切除の方が、腎機能が低下するリスクはより低い」と話す。
腹腔(ふくくう)鏡手術の場合、最近は自由診療で、手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使うケースが増えているという。
連載で紹介した栃木県真岡市のTSさん(88)のように心臓や肺などの機能が低下した高齢患者のケースでは、全身麻酔による手術の負担が大きく、経過観察をする例も増えている。
TSさんの受けた凍結療法は局所麻酔で行われる。体の外から腫瘍(しゅよう)に直径約1・5ミリの針を刺し、針の先端を高圧ガスで冷やして凍結させる。凍結と解凍を2度繰り返すと、がん細胞は壊れる。
2011年に4センチ以下程度の小さい腎がんを対象に保険適用された。日本泌尿器科学会の診療ガイドラインでは、全身状態や合併症で手術などの根治的な治療が困難な場合に推奨される、とする。
年間50例ほどの治療実績がある国立がん研究センター中央病院の院長でIVR(画像下治療)センター長の荒井保明(あらいやすあき)さん(62)は「治療中の痛みが
無く、傷痕も小さい。小さな腎がんの治療法として重要な選択肢だ」と話す。
欧米では10年以上前からあり、肝臓や肺などのがんに対しても使われているという。荒井さんは「抗がん剤や放射線が効かなくなった進行がん患者に対して、腫瘍による痛みを和らげる緩和治療としての可能性もある」と話す。
一方、針を刺すことで、出血やしびれの残るリスクがあり、場所によっては治療が難しいケースもある。現状では、治療に使う医療機器を導入している国内の医療機関は約10施設に限られている。
凍結療法のイメージ
私は今回の後腹膜脂肪肉腫に罹る前の2011年秋に、ここにも書いてある「腎盂がん」に罹りました。医者から、片方の腎臓ごとの切除を勧められ、何も調べることなしに片方の腎臓を切除しました。
今ネットで調べてみても、当時の私の状況であれば「腎臓ごと摘出」です。「多発性・再発性が特徴のため、腫瘍部のみの切除は基本的には行いません。」とあります。
迷いなく治療に臨みましたし、結果的に治療方法はこれで正解だったと思いますが、緊急を要してなかったので、もっと調べたり、セカンドオピニオンを聞くなどすればよかったと今になって思います。
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