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2016/02/14
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テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。

≪2015年10月15日の記事≫  

闘病中に友人から送られてきたお守り=「膀胱取らずに治す」編から
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 今回は、膀胱(ぼうこう)がんの連載記事を読んだ読者から寄せられたお便りを紹介します。

 ●高齢の母、全摘は不安

 四国の実家で独り暮らしをしている母は5月下旬に血尿が出て、6月に「膀胱がん」と診断されました。7月下旬に膀胱の全摘出手術を受けることになりました。

 しかし、80歳の母が今後自分でストーマ(人工膀胱)を扱えるのか、母も私も不安になり、本を読んだりして勉強しました。一方、病院では2週間近い入院中、ストーマの具体的な説明が少なく、本人がストーマ生活をイメージできない状態で膀胱を失うことに疑問を感じました。

 そこで、膀胱を取らないですむ治療を積極的に行っている病院をインターネットで調べました。大阪医科大付属病院を見つけ、膀胱温存療法を主治医から申し込んでもらいました。

 通院のため、しばらく兵庫県の私の家に滞在する予定です。1カ月で母は5キロ以上やせたそうで、電車で2時間かけて大阪医科大まで連れていくのも不安ですが、希望をもって治療に挑みたいと思います。

 (兵庫県 女性 43歳)

 ●効果高い治療に保険適用を

 6年前、ステージ3の乳がんと診断されて、右乳房を全摘し、わきの下のリンパ節を3分の2摘出しました。抗がん剤と手術。治療を乗り越えたと思った1年後に、肝臓に転移が見つかりました。

 毎月入院して「肝動脈化学塞栓(そくせん)療法」という治療を受けました。膀胱がんの連載記事に出ていた「BOAI」と似た治療で、太ももから入れたカテーテルを通じて、高濃度の抗がん剤と塞栓物質を肝臓にじかに流し込むものです。

 1年半の間に再発、再々発。治療は7回にわたりました。3年が経ち、今は画像で治療痕が見えるだけです。

 今この時を生きていることに日々感謝しています。

 「BOAIの治療は約100万円の自費負担」という記事に、やり切れない思いです。「生きられる治療」を患者が自費負担の高さであきらめてしまうことがないように、効果の高い治療こそ保険適用になることを願っています。

 (東京都 女性 52歳)



>そこで、膀胱を取らないですむ治療を積極的に行っている病院をインターネットで調べました。
>大阪医科大付属病院を見つけ、膀胱温存療法を主治医から申し込んでもらいました。

 インターネットの時代。すべての情報を信用するのは危険ですが、取捨選択すれば、今まで患者側が知ることができなかった情報をたくさん得ることができます。しかも無料。医療側の情報だけではなく、患者側からの情報も多く掲載されており、患者目線で病気や治療のことを知ることができます。ただ情報量が膨大なので、ご本人だけでなく、ご家族の協力も得ることが必要だと思います。


>「BOAIの治療は約100万円の自費負担」という記事に、やり切れない思いです。
>「生きられる治療」を患者が自費負担の高さであきらめてしまうことがないように、
>効果の高い治療こそ保険適用になることを願っています。


 私が受けた粒子線治療も保険適用ではなく自己負担でした。費用は約300万円。ただ先進医療対象になっていて、私の入っていた医療保険に先進医療が標準パッケージになっていたため、幸い半分程度が医療保険から出て助かりました。先進医療が特約になっている場合も多いと思いますが、追加の保険料はそれほど高額ではないようですので、加入されていない方は、加入をお考えになったらどうかと思います。私は、友人などに「がん」闘病の話をするとき、先進医療特約には入っておくよう勧めています。

 一方で、自己負担の医療が、ある時期から健康保険適用になる場合もあります。現に私が受けた骨軟部腫瘍の重粒子線治療が最近保険適用になりました。

<2016年1月28日 読売新聞から>
 小児がんに対する陽子線治療や、手術で切除できない骨や筋肉などにできる骨軟部腫瘍への重粒子線治療の保険適用も承認した。陽子線や重粒子線は放射線の一部で、これらを照射してピンポイントでがん細胞を死滅させる。現在は国の先進医療として約300万円の自己負担が必要だが、適用が始まる予定の4月からは負担が大幅に軽減される見通しだ。


 保険適用になると、もちろん患者負担が軽くなるというメリットはありますが、それ以外に医師が治療法の選択肢として考慮に入れやすくなるということがあります。

 私は粒子線治療をセカンドオピニオンで知ったのですが、元の病院の主治医にそのことを話したとき、「そうですか。粒子線治療で治療可能なのですか。普通は保険適用できない治療法は選択肢としてあげないですから、粒子線治療の対象になることさえ知りませんでした。」と言われました。保険適用でない治療は、経済的にあきらめるだけでなく、最初から候補として上ってこないことも多いのではないかと思います。私が受けた治療が保険適用になったことは嬉しいことです。この方がおっしゃっているように、効果の高い治療が迅速に保険適用されることが望まれます。


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最終更新日  2018/02/10 09:26:11 PM
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