朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。
≪2015年11月6日の記事≫
秋田県湯沢市のKSさん(60)は胸腺腫治療を始めてから4年目の2011年も、病状は一進一退だった。胸膜にがん細胞が散らばる播種(はしゅ)は手術では取り切れない。ステロイドや抗がん剤などを使った治療を続けたが、腫瘍(しゅよう)は小さくなったり、逆に大きくなったりした。
悩んだ末に3月末、小学校の特別支援学級の教諭を、定年前に退職。治療に専念することにした。
12年春には骨盤に転移が発覚。秋には胸膜に新たな腫瘍が見つかった。ほかの治療の効果がみられず、進行を遅らせるために3度目の手術が決まった。「目が覚めなかったら、どうしよう」。回数を重ねても、手術への恐怖に慣れることはなかった。
11月、腫瘍の一部を切除する手術を受けた。麻酔から目覚めた時、医師と看護師が話しているのが聞こえた。「あ、ちゃんと生きている」。そう実感した。
「落ち込んで、黙って家にいてもそれまで。だったら、今の自分にできることをやっていこう」
病気に対して落ち込みがちだった気持ちが、変わっていった。
同じ頃、県内のがん患者の集いで、初めて胸腺の病気の患者に出会った。胸腺がんの女性で、胸腺腫とは進行度合いは異なるが、情報交換できる仲間ができたことがうれしかった。「患者の思いを伝えたい」と、闘病経験を話す機会も引き受けるようになった。
一方、昨年も胸膜などに新たな腫瘍が見つかり、いまも次の手術など治療を模索する。
そんな中、今年新たな出会いがあった。湯沢市出身のYYさん(64)だ。YYさんの夫は胸腺がんと闘いながら国会議員として「がん対策基本法」の成立に尽力し、07年に亡くなったYTさん。夫の闘病中、YYさんも希少がんゆえの心細さを感じたという。
「治療法が確立していないからこそ、悩みを共有したり、情報交換したりする場が必要だ」
先月下旬、胸腺腫・胸腺がんの患者会を立ち上げた。名前は「ふたつば」。右葉と左葉からなる胸腺。幸運を呼ぶとされる「四つ葉のクローバー」も意識した。「みんなが幸せに、自分らしく人生を歩んでいけるように」。そんな願いを込めている。
KSさんは、病気と闘いながら素晴らしい活動を始められたようです。感銘を受けます。
私はそこまできませんが、せめて色んな情報をと思い、新聞記事を私の経験談も交えて紹介させていただいています。
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