朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。
≪2015年11月21日の記事≫
肺カルチノイドは肺がんの一種だ。患者数は少なく、新たに診断される肺がん患者全体の1%未満と推定されている。
ただ、一般的な肺がんに比べて悪性度は低いとされ、病気の進行も比較的ゆっくりしている。早期に発見し、手術で切除すれば、治るケースが多い。
国立がん研究センターによると、受診患者の平均は50代だが、30代で発症する人もいる。男女差はほとんどないとみられる。喫煙歴との関連は、他の種類の肺がんに比べて低いとされている。
肺カルチノイドには、悪性度が低い「定型」と、高めの「非定型」がある。約8割の患者が「定型」という。
初期の場合は、自覚症状がないことも珍しくない。健康診断などで胸部のX線検査を受けた際に、丸くて濃い影が見つかり、治療のきっかけになるケースが多い。
病気が進行すると、せきやたんが増える。肺の中枢に腫瘍(しゅよう)ができた場合、肺葉がつぶれる「無気肺(むきはい)」になったり、腫瘍から出血して血痰(けったん)が出たりすることがある。このほか、顔面の紅潮や下痢などの症状がみられるケースもある。
肺カルチノイドと通常の肺がんとを判別するには、組織を採って調べることが必要だ。また、肺の腫瘍を切除する手術を受けた人が、手術後の病理検査で肺カルチノイドと判明するケースも多い。
肺カルチノイドの治療は、手術で腫瘍を取り除くのが基本だが、ほかの臓器への転移がある場合は抗がん剤による治療が行われる。
連載で紹介した金子哲雄さんの場合は末期で、肺の腫瘍の直径が約9センチと大きく、骨にも転移していた。このため、手術で取り除くことができず、腫瘍を縮小させようと、周囲の血管をふさぐ治療法を選択した。
欧州で行われた調査によると、肺カルチノイドの腫瘍を切除した患者の5年生存率は、早期の1期では約90%、2期で75~85%、進行した3期で約50%という。
国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)の大江裕一郎(おおえゆういちろう)副院長(呼吸器内科)は「他の肺がんと同様に、手術が可能な早い段階で発見することが大切だ」と話している。
肺がんの種類/「肺カルチノイド」の特徴
もう一度、このシリーズの1回目を読みなおしてみました。
>むせかえるような激しいせきが、止まらなくなった。
>体調の異変を感じたのは2011年。40歳のころだった。
多分、今回の記事に書いてあるように、こうなる前に、せきやたんが出やすいとうのはあったのでしょうね。でも、こういうお仕事をされていると、強制的な健康診断もないし、休みがあってないようなもので、なかなか病院にも行かなくて、発見が遅れるということが多いのだと思います。
能人が「がん」に罹る確率が高い(私はそう感じています)のは、そういった理由もあるのではないでしょうか。あとは、喫煙、たばこ、不規則な生活、ストレス、ぜいたくな食生活などなど、色んな要素があるのではないでしょうか。
私はサラリーマンを退職したので、これからは強制的な無料の健康診断はありません。家内は専業主婦でしたから強制的な健康診断がなく、健康保険組合から家族用の有料の健康診断案内が来ていましたが、過去一度しか受けたことがありません。どうしても、面倒と感じてしまうようです。これからは夫婦ともども、お金を払ってでも、毎年健康診断は受けなければいけないと思っています。それから体調異変を感じたら、早めに診察を受けることですね。
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