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2016/03/15

【がん情報】肺腺がん　脳への転移　サイバーナイフ：３　痛みも熱も感じない

テーマ：癌(3513)

カテゴリ：癌治療情報

朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。

≪2015年11月26日の記事≫　

　肺がんの脳への転移が見つかった愛知県の会社員の男性（５８）は、２０１１年９月下旬から総合青山病院（愛知県豊川市）で、放射線照射装置の「サイバーナイフ」を使った治療を受けることになった。

　主治医の水松真一郎（みずまつしんいちろう）さん（５０）は諭すように説明した。

　「サイバーナイフは病気を根治させるというより、現在の生活レベルを落とさないようにすると思ってくださいね」

　治療の日、男性は頭に固定具をつけ、ベッドに横たわった。頭上を長さ２メートルほどのロボットアームが動く。いろいろな方向に動き回り、「カチッ」と停止すると「ジー、ジー」という音を立てた。

　天井のスピーカーから、「動かないでください」「いまから照射します」と放射線技師の指示が届いた。放射線を照射した頭部には、痛みも熱も感じない。「本当に放射線が出ているのかな？」

　室内には、あらかじめリクエストしておいた中島みゆきの曲が流れた。「旅人のうた」「地上の星」……。頭の中の腫瘍（しゅよう）がどんどんと小さくなっていく様子をイメージしながら歌声を聞いた。

　治療は、脳の腫瘍１カ所につき１５～３０分ほどかかる。男性の腫瘍は６カ所あり、初回の照射は３時間ほどで終わった。

　終了１カ月後のＣＴ検査やＭＲＩ検査では、放射線を照射した腫瘍は画像でとらえられないほど縮小したり、黒くなって壊死（えし）したりしていることが確認された。

　ただ、３カ月ごとの定期検査で、新たに脳に転移した腫瘍が相次いで発見された。まず１２年１月に４カ所見つかり、再びサイバーナイフによる治療を受けた。その後も、脳に腫瘍が見つかるたびにサイバーナイフを使った放射線治療を受け、１３年２月までに計３回、１５カ所にのぼった。

　「転移して、治療して。転移して、治療して。こんな繰り返し、いつまで続くんですかね」

　男性は、水松さんにそうこぼしたこともあった。それでも以前と同じように仕事をこなし、家族と一緒に暮らせている。「サイバーナイフのおかげで生かさせてもらっている」。治療を続けているうちに、そう実感するようになっていった。

サイバーナイフの全景。技師がふれている部分から放射線が出る＝愛知県豊川市の総合青山病院

＞放射線を照射した頭部には、痛みも熱も感じない。
＞「本当に放射線が出ているのかな？」

　私の受けた重粒子線治療も同じでした。しかし、少し時間が経つと、皮膚が炎症を起こしたり、退院後半年くらいして、皮下組織が炎症を起こして、生活に支障が出るほどの痛みが起こりました。しかし、１ヵ月くらいで収まり、今は多少突っ張っている感じはありますが、生活にはほとんど影響がありません。

＞脳の腫瘍１カ所につき１５～３０分ほどかかる。
＞男性の腫瘍は６カ所あり、初回の照射は３時間ほどで終わった。

　私の粒子線治療は、６センチ程度の大きな腫瘍１ヶ所だけで、１回の治療時間は準備も含め20分くらいでした。これが、32日間ありました。仕事を続けることも可能でしたが、60歳を過ぎていたので無理はせず、会社は辞めました。

＞「サイバーナイフのおかげで生かさせてもらっている」

　私は、抗がん剤治療をした後の治療方法として手術という選択肢もあましたが、透析が前提でした。「抗がん剤治療で生かさせてもらい、粒子線治療で、普通の生活をさせてもらっている。」そんな感じです。

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