テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。
≪2015年12月31日の記事≫ 埼玉県所沢市の武田一義さん(40)が精巣がんの闘病体験を描いた漫画「さよならタマちゃん」は、2013年8月に単行本化された。翌年の秋、お礼のメールが届いた。差出人は横浜市の男性会社員(42)。漫画がきっかけで精巣がんに気付いたという。 男性がこの漫画を購入したのは単行本の発売直後。通勤電車の中で読もうとたまたま手にした作品だった。読み進むと武田さんが腫瘍(しゅよう)を発見した経緯が描かれ、「睾丸(こうがん)が硬くなる」「左右の睾丸の大きさが変わる」という説明が載っていた。自身のをさわってみると、右側に5ミリほどのしこりを感じた。すぐに病院に行くと、精巣腫瘍と診断された。 「こんなに早い段階でよく見つけられましたね」と医師に驚かれた。転移はなく、手術だけで済んだ。「漫画を読んでいなかったら、発見はもっと遅れたはず。手術もぱっと決断できなかったでしょう」と男性は語る。 石川県の能登半島を走る「のと鉄道」の運転士、YRさん(38)も武田さんに感謝している読者の一人だ。 08年春に精巣腫瘍が見つかり、実家のある東京都内で手術を受けた。腹膜に転移しており、抗がん剤治療を受けた。最も落ち込んだのは、抗がん剤治療で「耳と目に影響が出る可能性がある」と言われたことだ。一時は運転士として働けないことも覚悟した。それでも9カ月後に無事退院できた。 休職期間中、YRさんのために、年配の運転士たちが運転勤務を引き受けてくれた。「人間は知らないところで、いろんな人に支えられて生きている」。がんにならなかったら、そのことに気付かなかったかもしれない。 漫画には「病気も贈り物だよな」という言葉が出てくる。YRさんは「その通り。がん患者しか書けない言葉です」と、武田さんに手紙を送った。 武田さんは14年4月、2作目となる父子の物語「おやこっこ」の連載を始めた。15年春には単行本に仕上げた。いまもスランプに陥ると、読者からもらった手紙やメールを読み返す。 「漫画にはこんな力があるんだから、しっかりやらないと」 >「病気も贈り物だよな」 私もよく似た感情を持ちました。 私は今から3年前にリストラで早期退職しました。退職するときには、ボランティア的であっても、前からやりたかったことにチャレンジしようと思っていました。しかし、同世代の人たちが、再就職をしてバリバリ働いている話を聞いたりすると、後ろめたさもあり、条件の良い再就職先の話があったものですから、その会社に再就職しました。 再就職して1年と少しで、がんに罹りました。余命少しと思っていたところ、抗がん剤治療で、11センチあった腫瘍が2ヵ月後の検査で7センチまで小さくなっていることが分かりました。生き延びる希望が見えました。「あっ、これは病気が『元々やりたかったことに挑戦しなさい。』と言ってくれているのだ。」と思い、仕事を辞める決心をしました。病気も贈り物だったのかもしれません。 よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 ___________________________________________________________________ 【関連カテゴリー記事一覧】 ◆がん治療情報 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=16 ◆がん治療日記 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10 ◆がん治療振り返り http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/03/13 03:28:29 PM
コメント(0) | コメントを書く
[癌治療情報] カテゴリの最新記事
|
|