テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。
≪2016年1月7日の記事≫ 乳がんの手術を経験した東京都杉並区の女性(49)は2012年7月上旬、検査で新たに子宮体がんであることがわかった。働きながら一人暮らしをしてきたが、「また会社を辞めなくてはならないかも」と不安を感じていた。 しかし、6月に就職した会社の上司(38)は「体調をみながら、復帰できる時に復帰してくれればいい」と病気に理解を示してくれた。 「がんであっても体調さえ戻れば仕事で成果を出してくれる」。上司はそう期待してくれた。 自分には戻る会社がある――。そのことが大きな励みになった。 7月下旬。子宮や卵巣を摘出する手術を受けた。体を起こそうとすると、手術した部位の周辺が痛む。病室のベッドは背中の角度を手動で変えるタイプ。起き上がらせてくれたり、元に戻してくれたりする付き添いはいない。看護師に頼むにも気が引けた。 ベッドに体を起こしたまま、ぽつんと座っていることもあった。「お手伝いさんがいればなあ」。そんなことを思った。 8月中旬、手術中に採った組織の病理検査結果を聞く日がきた。JR東京総合病院の主治医、北條智さん(52)からは「家族の人に来てもらってください」と言われた。石川県にいる妹(47)や弟(43)は都合がつかなかった。仕方なく、1人で結果を聞いた。 がんは子宮頸部(けいぶ)などに広がっていた。がんの進行の度合いは、当時の基準でステージ3。北條さんには「術後の補充療法として抗がん剤を用いた化学療法をお勧めします」と言われた。仕事を休まざるを得ない状態になる可能性があることも伝えられた。 女性はいったん治療を断った。「治療費がかかるうえ、仕事もできなければ、どうやって生きていくのか」。そんな思いからだ。それでも、会社の上司は仕事の継続を認め、「つらくなったら休んでもいい」と言ってくれた。悩んだ末、抗がん剤治療を受ける決心をした。 ただ、抗がん剤治療のための入院で保証人の署名が必要だった。 石川県にいる妹たちに書いてもらうのも大変だ。病院の近くで、妹の姓と同じ三文判を買った。承諾を得た上で、署名を代筆するしかなかった。 「治療を拒否したらどうなるのだろう」。手術後、病理検査結果を伝えられるころの思いをつづった日記 >「術後の補充療法として抗がん剤を用いた化学療法をお勧めします」 私は、後腹膜軟部肉腫で抗がん剤治療を受けた後、粒子線治療を受け、現在経過観察中です。普通なら再発防止のため、追加抗がん剤治療をするところです。しかし、以前に腎盂癌で片方の腎臓を摘出していて、残っている腎臓も粒子線治療の副作用で腎不全になり、透析となる可能性が高い状態です。抗がん剤治療は弱っていく可能性のある残った腎臓をさらに弱める可能性があるので、追加の抗がん剤治療はしないほうがいいということでした。 症例が少ないためでしょうか、追加抗がん剤治療による効果についてはエビデンスがあるわけでもないとのこいとでした。従って、追加の抗がん剤治療は今のところしていません。 粒子線治療終了後、ほぼ1年経過していますが、幸い今のところ徐々にですが腫瘍は小さくなり続けています。ただ、腎機能が緩やかに悪化しており、将来透析しなければならない可能性はあります。 手術などの治療後、追加の抗がん剤治療を勧められたら、まずエビデンスがあるかどうかは確認すべきだと思います。 よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 ___________________________________________________________________ 【関連カテゴリー記事一覧】 ◆がん治療情報 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=16 ◆がん治療日記 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10 ◆がん治療振り返り http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/03/13 04:07:57 PM
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