テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。
≪2016年3月17日の記事≫ 20歳で精巣がんと診断され、手術を受けた愛知県扶桑町の病院職員HKさん(33)は、就職活動を始めたが、面接で病気のことを伝えるべきかどうか悩んでいた。 治療を終えて体調は回復し、手術の傷痕でも見られない限り、誰にも気付かれない。一方、「がんになったことは、自分を語る上で欠かせない要素だ」とも思った。 エントリーシートの「学生生活で得たもの」という欄には、闘病経験に加えて、「当たり前だと思っていたものの大切さに気付いた」と書き込んだ。ところが、書類選考で落ちたのをきっかけに、心に迷いが生じた。 いまの社会には「がん患者は働けない」という先入観があるのではないか――。以来、がんの経験を積極的に伝えるのはやめた。「大事なことを隠している」との後ろめたさを感じていた。 三重県内の団体職員の採用選考が順調に進んだ。最終面接で、ふいに聞かれた。「君、大きな病気をしたことはないよね?」 一瞬考えて「大丈夫です」と答えた。後日採用通知をもらった。 「やっと社会に出られる」。後ろめたさは残ったが、うれしかった。闘病中は「何の役にも立たない」と思えた自分が、ほかの人と同じように働ける。早く一人前になろう、と必死に仕事を覚えた。 だが、働き出した2008年冬、休みを取って受けた定期検診で引っかかり、再検査が必要になった。仕方なく「私事都合」という理由で、計4日間休んだ。 結果は異常なし。ほっとした。「休んだ分を取り戻そう」と出勤した矢先、上司に呼び出された。「転職活動をしているのか」 「違います」と、あいまいに否定することしかできなかった。面接で病気について伝えなかったのを、責められるのが怖かった。これまでの仕事への意欲まで誤解されたようで、ショックだった。 一人の先輩に事情を説明した。「胸の内に留めておくから、何かあったら相談して」と言われた。職場に一人でも理解者がいるということが、救いだった。 同じころ、がん患者が交代で夜通し歩く「リレー・フォー・ライフ」というイベントに参加した。初めて、同じ世代の精巣がん患者5人と出会った。 >「リレー・フォー・ライフ」 私は初めて聞く活動です。下記ホームページがありました。 http://relayforlife.jp/ よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 ___________________________________________________________________ 【関連カテゴリー記事一覧】 ◆がん治療情報 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=16 ◆がん治療日記 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10 ◆がん治療振り返り http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/03/27 10:29:04 AM
コメント(0) | コメントを書く
[癌治療情報] カテゴリの最新記事
|
|