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2016/07/05
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テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌治療情報
読売新聞「一病息災」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。

古い記事ですので、現在は状況が大きく変化している場合もありますので、ご容赦ください。


≪2011年12月15日の記事≫ 

[モデル MAIKOさん]乳がん(2)「温存でいきましょう」


 「悪性ですね。全摘をおすすめします」

 がんの告知といえば「家族も一緒に来てください」と言われるもの、と思っていた。あまりに唐突な宣告に、その後の話は上の空で聞いた。病院を出ると、路上でしゃがみ込んだ。

 「私、死ぬの?」「仕事は続けられる?」「息子や母のことはどうしよう」。様々な不安が胸を突き上げた。体のどこにこんなに涙があったのかと思うほど泣いた後、元夫と所属事務所のマネジャーに電話し、がんのことを伝えた。

 中学3年生の長男には直接話そうと思った。「実は……」と切り出すと、長男は「パパに聞いたよ。大丈夫だから」と抱きしめてくれた。「この子がいてよかった」。心からそう思った。

 何とか気持ちを立て直したものの、あまりに事務的に告知をした医師の治療を受ける気にはなれなかった。セカンドオピニオン、さらに元夫の母の紹介で聖路加国際病院(東京)でサードオピニオンをとった。初診時「大丈夫ですよ」と言った主治医の穏やかな笑顔に「この先生に任せよう」と決心。全摘であっても仕方ないと覚悟も決めた。

 新しい主治医の提案は「温存でいきましょう」。がんは2センチで、切るのは4センチ四方程度。乳房の形はあまり変わらないという。温存と聞いて、思わず込み上げた。病気とわかってから初めてのうれし涙だった。


2.jpg


>あまりに事務的に告知をした医師の治療を受ける気にはなれなかった。

 最初、後腹膜軟部肉腫と分かったとき、私のM病院(大阪府内)の主治医(泌尿器科)は、病院内の整形外科の先生とも相談していただき、抗がん剤治療の提案がありました。決して事務的ではなく懇切丁寧に対応いただきました。ただ、希少がんなので、比較的大きな病院ではあったのですが、泌尿器科で提案の抗がん剤治療を使うのは初めてとのこと。やはり症例の多い医療機関のセカンドオピニオンを聞いたり、できれば症例の多い医療機関で治療を受けたいという思いから、東京国立がん研究センターと大阪府立成人病センターでセカンドオピニオンを受けました。

 その結果、両機関とも抗がん剤治療が適切という判断で、抗がん剤の種類も同じでした。できたら、症例の多い大阪府立成人病センターで抗がん剤治療を受けたかったのですが、それは不可能でした。私は片方しか腎臓がなく、結果的に透析が必要となる可能性が高いのですが、大阪府立成人病センターでは透析ができないので、透析に至る可能性の高い患者は治療できないとのことでした。それで結局M病院で抗がん剤治療を受けましたが、セカンドオピニオンの結果、迷いなく抗がん剤治療に臨むことができました。この心理的メリットは大きかったです。


>新しい主治医の提案は「温存でいきましょう」

 私は6ヵ月にわたる抗がん剤治療が終わった後、主治医が出身大学でのカンファレンスにかけて検討してくださいました。ここでも親身になって対応いただいたと感じています。

 結果は、残っている片方の腎臓ごとの切除手術の提案でした。腎臓がなくなってしまいますので、透析が前提になります。ここでも、「ここまで色々検討していただいた結果なのでこの方法しかないだろう。後押ししてもらおう。」という思いから、前述の2つの医療機関のセカンドオピニオンをもう一度受けました。
 
 ところが大阪府立成人病センターのセカンドオピニオンで思わぬ提案がありました。「片方しかない腎臓を温存できる方法として粒子線治療がある。治療の対象になるかどうか分からないが、透析を避けたいという気持ちが強ければ、一度聞きにいってみたら?」との提案でした。

 兵庫県粒子線医療センターを訪れ、診断してもらったところ粒子線治療は可能とのことで、その治療を受けました。M病院の主治医に話したところ、全く選択枝として考えていなかった治療とのことでした。治療後1年2ヵ月経過しましたが、腫瘍は劇的に小さくなり、今も少しずつ小さくなっています。腎臓を温存したため普通の生活ができており、来月には社会復帰も果たします。

 このように、セカンドオピニオンで、別の治療方法に巡り会うこともあります。

 治療方法の提案があったとき、是非、セカンドオピニオンは受けていただきたいですし、できればこのMAIKOさんや私のようにサードオピニオンも受けていただきたいと思います。 


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最終更新日  2019/04/10 03:34:40 PM
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