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2007.07.09
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カテゴリ:映画
監督 フランソワ・トリュフォー(1971年)

ビデオで鑑賞

少しあらすじ
 クロード(ジャン・ピエール・レオ)はイギリス人姉妹アンヌとミュリエル二人ともに魅かれるが、アンヌのお膳立てもあってミュリエルとの結婚を決意する。しかし病弱なミュリエルとの結婚に母親が反対し、一年間離れても気持ちが変わらなければ結婚を許すということになる。
 しかしクロードは女流画家との情事に耽り、ミュリエルと別れる。ある時、クロードはアンヌと再開して結ばれる。それを機にアンヌも男性遍歴を重ねる。
 やがてアンヌは病魔に侵され亡くなる。純潔を守り続けたミュリエルはクロードと結ばれるが、すぐに彼のもとを去る。
 15年の時が流れた。ミュリエルは教師と結婚して子どもがいるらしい。クロードは車の窓に映った自分の顔を見て、青春が過ぎ去ったことを感じる。

感想
 ナレーションが多用されると紙芝居のようで鼻につくことが多いが、この作品はナレーションがアイリスアウトなどを使った場面転換と相まってトリュフォーらしい心地良いリズムを作っている。そのためドラマ展開はあっさりしているが、描かれている世界の重さとの絶妙なバランスにマジックのように引き込まれる。

 燃え上がる恋、切ない恋、結婚によって終わってしまう恋、永遠に思い続ける恋、あれほど焦がれたのに・・・という恋。「恋とは?」と問うことは「人生とは?」と問うようなものなのだと思う。
 最も不器用に生きてきたミュリエルが普通の家庭を持ち、最も要領良く生きてきたクロードが喪失感を持ってしまうところに人生の機微を感じる。

 無軌道なような、まじめなような役柄にJ・P・レオがぴったり。姉妹役の二人もなかなか良い。
 





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最終更新日  2007.07.10 07:30:28
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