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2009.06.28
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カテゴリ:アメコミ
スパイダーマン

2002年5月公開
監督:サム・ライミ
制作費:1億3900万ドル


 人気アメリカン・コミック「スパイダーマン」の、実写映画化作品。
 監督は、ホラームービー『死霊のはらわた』などで知られるサム・ライミ。
 スパイダーマン=ピーター・パーカー役に、トビー・マグワイア。
 キャスティングはほかに、ウィレム・デフォー、キルスティン・ダンストなど。


[簡単なあらすじ]
 伯父夫婦のもとで育てられたピーター・パーカー(トビー・マグワイア)は、隣家の幼馴染みメリー・ジェーン・ワトソン(キルスティン・ダンスト)に恋しているものの、なかなか想いを告げられずにいる気弱な高校生。
 ところがある日、見学に訪れたコロンビア大学の研究室で、遺伝子改良を施された「スーパースパイダー」に噛まれてしまい、強力なクモの能力を手に入れる。

 一方、ピーターの親友ハリー・オズボーンの父親であるノーマン・オズボーン(ウィレム・デフォー)は、自らの会社である軍需企業「オズコープ」の利益を守るため、開発中だったパワー増強剤を服用。
 ところが、薬の副作用で二重人格となってしまい、彼の中で眠っていたもうひとりの自分、邪悪な「グリーン・ゴブリン」が覚醒してしまう。

 伯父の遺志を継ぎ、街の平和を守ろうとするピーター=スパイダーマンと、悪に手を染めたグリーン・ゴブリンの戦いが、今始まる――



 “親愛なる隣人”、人気コミック「スパイダーマン」を実写化したSF・アクション映画です。
 「スーパーマン」「バットマン」と並び、過去に放映されていたアニメや特撮番組によって、日本でも知名度の高い「スパイダーマン」。
 テーマソングを憶えている、という人も多いのではないでしょうか。

 2002年公開ということで、2000年公開の「X-メン」に引き続き、アメコミ実写映画化ブームの火付け役となった作品でもあります。
 監督は当初、『ターミネーター』シリーズなどのジェームズ・キャメロンが候補に挙がっていたそうですが、ホラー映画などでカルト的人気を誇っていたサム・ライミが務めることに。


 そんな、映画版『スパイダーマン』。
 日本でも大ヒットしたのですが、さぶろの評価としては、ちょっと下がる“まあまあかな”といったところ。
 というのも、のちのシリーズである「」「」や、他のアメコミ映画作品と比べても、ストーリーに若干の物足りなさがあるんですよね……。

日本でもおなじみのクモ男

 アメコミ映画のシリーズ一作目の恒例行事として、“スパイダーマン誕生秘話”がまずスタート。
 この“ベン伯父さんの悲劇”ともいえるエピソード自体は原作通りでもあり、ピリッと辛味が効いていていいんですが、それ以降の展開が少々ありきたりで盛り上がりに欠けるかな、というのが正直な感想。
 今回のヴィラン(敵役)、「グリーン・ゴブリン」の行動にも必然性が感じられず、子供向け特撮番組の拡大版、というような内容に。
 (元々子供向けの映画といえばそれまでだけど、もうちょっと練り込む余地はあったかなぁと)
 パーカー一家以外の登場人物たちに、あまり魅力が感じられないのも、物語に入り込めない原因のような気がします。

 とはいえそれも、傑作だった「2」や、やはりレベルの高い「3」と比べての話。
 もちろん「1」も、十分楽しむことができる映画ですのでご安心を。
 特にすごいのがVFX。



 スパイダーマンは、今更説明するまでもなくクモの力を持ったスーパーヒーロー。
 この映画の最大の見どころは、VFX(視覚効果)を効果的に使用した、その能力の描写シーン。

スパイダーマンといえばこれ

 ビヨーン、ビヨーンと、摩天楼の空を軽快に跳び回るスパイディ。
 CGを多用する映画の場合、そのレベルは予算の量と比例するもの。
 そういう意味では、制作費が1億ドルオーバーである本作のVFXレベルが高いのは当然ともいえるのですが、製作時が2002年というまだまだCG黎明期だったことを考えると、本作のCG技術が他の映画に比べても、群を抜いて高いことが分かってもらえると思います。
 この作風? はシリーズにも受け継がれていき、「2」や「3」でも爽快感溢れる映像は健在。
 これだけでもシリーズを観る価値あり?


意外にもデザインや裁縫のセンスが高いピーター

 主人公ピーター・パーカーは、取り立てて取り得のない気弱な青年。
 そんな、共感しやすい等身大の彼が、ヒットの要因でもありそう。


 ウィレム・デフォー=グリーン・ゴブリンの怪演もよかったです。

素顔の状態でも十分恐ろしい

いかにもといったデザインがナイス

 いかにも悪者っぽい顔(笑)(失礼)
 “内なる狂気に取り憑かれた男”というホラーな演出は、カルト映画監督サム・ライミの面目躍如。
 でも、グリーン・ゴブリンは、グライダーよりもあの高性能な爆弾(パンプキン・ボム)の方が気になって仕方ありませんでした。
 あれを軍に売れば、オズコープも安泰だったのでは……?


 ヒロイン、MJことメリー・ジェーン・ワトソンを演じるのは、キルスティン・ダンスト。

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアで少女吸血鬼を演じたことで有名に

 実はさぶろ、この女優サンがあまり好きではないという致命的な問題が……(笑)
 見た目がどうにもダメなんですよねぇ。
 劇中のMJも、高校時代に付き合っていた不良といい、ハリーといい、ヒロインに似つかわしくない人を見る目のなさ。
 (それを言えば、ピーターも同じかな)
 MJがもっといい子だったら(全体的な意味合いで)、『スパイダーマン』をより楽しむことができたのでしょうが……。



 全体のストーリーとしては、ひょんなことからヒーローとなった青年と、彼を狙う悪者との戦い、とやや単調なきらいが。
 しかし、よくいえばシンプルなストーリーのお陰でとても観やすい映画です。
 そして、「X-MEN」シリーズ同様、「スパイダーマン」ものちのシリーズが面白いですので、そちらをより楽しむためにも、未見の方は是非ご観賞ください。



 **********


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スパイダーマンシリーズの記事はコチラ

「スパイダーマン2」

「スパイダーマン3」


アメコミ原作映画の記事はコチラから

アメリカンコミック原作映画(リンクページ)





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最終更新日  2009.07.02 19:14:10
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