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2009.08.04
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カテゴリ:洋画・ドラマ
アイ・アム・サム

2002年6月公開
監督:ジェシー・ネルソン
製作費:2200万ドル


 知的障害をもつ父親と幼い娘との、愛と絆を描いたヒューマン・ドラマ映画。
 キャストは、ショーン・ペン、ダコタ・ファニング、ミシェル・ファイファー他。


[簡単なあらすじ]
 知能障害のため7歳の知能しかもたないサム・ドーソン(ショーン・ペン)は、スターバックスで働きながら、愛娘ルーシー(ダコタ・ファニング)を育てていた。
 母親は、彼女を生むとすぐに姿を消してしまっていたのである。
 周囲の人々の暖かい協力のもと、試行錯誤をしながらルーシーを育てていたサムだったが、やがて、成長を遂げたルーシーは徐々に父親の知能を追い越し始めてしまう。

 そんな時、ある事件をきっかけにふたりの家庭にソーシャルワーカーが介入することとなり、サムは養育能力なしと判断され、ルーシーを取り上げられてしまった。
 ルーシーと一緒に暮らしたいサムは、女性弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)に弁護を依頼し、裁判で戦うことを決意するのだが――



 数あるドラマ映画の中でも、かなり好きなもののひとつです。
 知的障害者を題材としているため、複雑でデリケートな問題を抱えた作品ではありますが、自分は純粋に感動することができました。

 女性監督の作品だけあって、ルーシーを映した画が華やかで綺麗だし、なによりルーシー役のダコタ・ファニングがめちゃくちゃ可愛い。
 本当に天使のようです。しかも、とても7歳とは思えぬほどの芸達者ぶり。
 彼女を観ているだけでも満足できる映画です。

 ミシェル・ファイファーも、表向きは敏腕弁護士ながら裏の顔は子育てに悩む母親、という役柄を真に迫った演技で演じていて素晴らしい。
 最初から最後まで、涙が止まる暇もない、いい話です。



なんという幸せな親子像

 主人公のサムを演じるショーン・ペン――、もリアルな演技ですごいとは思いますが(そのことで、見る人によって意見の分かれるところでもありますが)、やっぱりこの映画はルーシー・ダイヤモンド・ドーソン役のダコタ・ファニングに尽きるでしょう。

 ルーシーという役柄自体が、

 ――父親が障害をもっているというハンディを背負っているために同年代の年齢の子供と比べても賢く、抜群の行動力をもつが、やはり子供らしい甘えたがりの一面ももつ――、

 というとても可愛らしいもの。
 それをこの、天使のようなお人形さんのようなダコタが演じているんですから、その魅力にメロメロにならないわけがない(笑)
 彼女の「ダディ!」という声が、可愛すぎて耳に残りまくります。
 実際に、ダコタには知的障害をもった親類がいるそうで、そのことがこの役への理解を深める要因にもなったそうです。
 7歳にしてこれとは……、天才子役恐るべしです。


感情が昂ぶった時の血管の盛り上がりがすごいです(笑)

 女性弁護士役のミシェル・ファイファーもかなり良い!
 バリバリのキャリアウーマンがよく似合う。

 かなりアクの強いキャラで、ともすればファンタジー側に落ちそうになるストーリーを、現実世界へと引き戻す、強烈なアクセントともなっております。
 弱みを見せたくないと肩肘を張って生きてきた彼女が、サムとの出会いを通じて優しい気持ちを取り戻していく、というのもこの映画の盛り上がりのひとつ。

 素晴らしいおみ足での、蹴りが非常に冴えてもいます(笑)


音楽もいい映画ですねー

 アニーをはじめとしたサムの仲間たちも、いい味を出してますねぇ。
 彼らもまた、対人恐怖症や強迫性障害といった障害を抱えているのですが、それだけにサムとルーシーを愛する心はピュアそのもので、和めます。

 とはいえ、作中でサムとは敵対関係となる児童福祉所の職員も、里親のローラも、意地悪なターナー検事ですら、みんながみんなルーシーのことを心配していて、少しでも彼女の生活環境をよくしようと思って行動しているんですよね。
 事実、作中ではうまくぼかされていますが、サムひとりで子育ては無理、というよりサムが働いているあいだはほとんどの時間、アニーが面倒をみていたのではないでしょうか?
 そうなると、奇麗事で済ませてはまずいような気もするし、やはり難しい問題だなと考えさせられますねぇ。

 結果的にとはいえ、理想的な結末ともいえるエンディングとなって、本当によかった。



 知的障害者の行動を健常者が演じる、という実際の障害者や関係者からすれば違和感、場合によっては嫌悪感すら覚えるような難しい問題を抱えた映画であり、ストーリーもまた安易なお涙頂戴ものといえないこともないですが、そういったものを考慮したうえでも十分に楽しめ感動できる素敵な物語だと思いました。
 なにより心が暖かくなるし、ダコタはいつみても可愛いので、何度も何度も観たくなる映画ですね。
 (作中ビートルズの楽曲が印象的に使用されているようですが、自分はあまり詳しくないので残念ながらそこはノータッチで)

 子育て真っ最中の方などに、お勧めしたい映画でしょうか。
 さぶろもルーシーのようなかわいい子供がほしいです(笑)



 **********


アイ・アム・サム


この映画の詳細(Amazon)。

I am Sam : アイ・アム・サム [DVD]



ダコタ・ファニング出演作品の記事はコチラ

「宇宙戦争」





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最終更新日  2009.08.04 19:04:06
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