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さっちゃんは焼け跡に残った庭の桃の木のことが よほど印象に残っていたのでしょう。 こんな作品を残しています。 そしてブログでも同じ桃の木のことを記事を残しています。 2014年7月16日 ブログ記事より 「桃の季節です」 おいしそうな水蜜桃が出始めました。 桃の季節がくると、庭の桃の木が真っ黒になって 焼けた桃の実をびっしりつけたまま 焼け跡に残っていた姿を思い出します。 もちろん家財や大切なものもすべて灰になっていましたが 生きたまま黒こげになった桃の木と実があわれでした。 焼跡へ始めて行った時の様子でした。 そのあと知人のあのひとこのひとの消息がわかってきました。 ほんとうに生きていてよかったと感謝です。 そのとき父はバケツひとつさげて消火にひとりがんばっていたのですが おとなりさんたちは田舎の実家や親せきに疎開していて 隣組はからっぽだったそうです。 2015年7月14日 ブログ記事より 「さっちゃんの桃の木の話」 小学生の時助任川に浚渫船が来て毎日大きい音を立てていました。 そのうちに川幅の半分ぐらいの埋め立て地ができました。 なにもない草地になって子供たちの遊び場になっていました。 ある日父と散歩に行って桃の種を拾いました。 狭い庭の隅に埋めておきました。 いつの間にか芽が出ておおきくなり数年経つと桃がなりました。 小さいけれど水蜜桃でおいしかったので虫をのけて食べていました。 そうして10年ほどの間は平和でした。 昭和20年7月4日アメリカ空軍のB29の空襲に スダチほどになっていた桃はかわいそうに真っ黒焦げになって みんな落ちてしまっていました。 種から育てたのでかわいそうでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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