251238 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

chitchies

chitchies

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

うさぎ158

うさぎ158

お気に入りブログ

Nonsense 秋月つぐみさん
ぱぐぱぐLife むらさん8965さん
もしゃの気持ち もしゃばあさん
パグの武舞(ブブ)… まさきち27さん
♪miccoのお気楽たま… @miccoさん

コメント新着

うさぎ158@ Re[1]:遊べる内に あそびましょう(08/24) >いせこさん、何度もごめんなさい。 …
うさぎ158@ Re:遊べる内に あそびましょう(08/24) いせこさんこんばんは! ひとつ消しま…
いせこ@ 遊べる内に あそびましょう 鹿の湯は偶然発見したのよ 川の下流に沿…
うさぎ158@ Re:お久しぶりです(08/29) つぶちちさん、こんばんは! ぎゃぼーっ…
うさぎ158@ Re[1]:ナツはナスへおいでナス!(後編)(08/24) いせこさんこんばんは。 書き込みありが…

バックナンバー

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2005.05.02
XML
我家の旅行はいつもハードだ。
主人は大の渋滞嫌いなので、どうやって渋滞に遭わずにいかに遠くまでいけるかが勝負なのだ。
渋滞に巻き込まれるくらいなら、どんな遠回りだってする。
ひょっとしてその方が時間がかかっているのでは?という私の意見は、いつも却下される。

今回は木曜日9時に家をでた。
主人にも感謝して欲しいものだが、出かけるとなったら、私は支度がむちゃくちゃ早い。
アウトドア派(といえば聞こえが良いが)の両親の訓練の賜物である。
子供の頃、朝食を食べていて、父が「お、今日は天気がいいな、どこか行くか」
この一言が出ると、20分後には車に乗り込んでいなければ置いていかれてしまうのだ。
「どこか」はその時によって違うが、たいてい山か川である。
決して遊園地や動物園ではない。

そんなわけで、1、2時間の間に自分の荷物を用意し、主人の着替えを用意し、チッチの散歩をし、チッチのクレート、ケージ、ご飯、オヤツ、ペットシーツ、水のみ等々・・・を手際よく車に積み込み、ポットにコーヒーまで用意できる。

そうこうしている間に主人が帰ってきて「ご苦労であった、ヨシ、行くか」となる。

初めは6号線を北上し、その夜のうちに仙台に入れればよい、という話だった。
眠くなったら車の中で寝ちまおう。
ところが、主人が計算に計算を重ねたところ、仙台では「近すぎる」のだそうだ。

主人的な目線でいくと、今回の旅行はメモリアル、リバイバル、そしてリベンジである。
単身赴任で行った、なつかしの仙台を基点に(メモリアル)、2年前に感動した景勝地を訪ね(リバイバル)、その時、雨で見られなかった景色に再挑戦(リベンジ)するのだそうだ。まあ、ご随意に・・・(~_~)

私の仕事の都合で、2日は会社に出なければならない、どう計算しても1日足りない。というのである。
じゃあ、どこか1箇所削っては・・・?という私の提案はまた空振りであった。

出発したら、意外にも道は空いている。
どんどん欲が出てくる。
この調子なら、結構遠くまでたどり着けるかも・・・
急遽6号線チマチマルートは中止となり、岩槻から高級東北道に乗った。

走る走る走る。
インターチェンジで夕食をとるつもりが、一向にその気配が無い。(私は夜のサービスエリアが好きなのだ)
おずおずと提案するが、主人は興奮しすぎで、まったくお腹が空かないのだそうだ。
仕方が無いので、トイレ休憩を要求し、私だけ焼きそばと中華まんを買って車で食べた。

そしてまた走る。
満腹になった私は途中で気を失った。
チッチはとうの昔に白河夜船である。
時折り目が覚めても、まだ車は真っ暗な高速を飛ばしている。

ついに仙台に入った。
やれやれ着いたか、と思いきや素通りだ。
「?」
「まったく眠くないからもうちょっと走るよ」
結局朝まで走り続けていた・・元気な人だ^^;

途中北上で秋田道に入った。
当初の目論見では朝の田沢湖を狙っていたようなのだが、ここでアクシデント。
突然バケツをひっくり返したような雨である。
雨が何より嫌いな主人は、おもむろにルートを変え、先に宮古を目指すことにした。
この判断がのちのちに響いてくる。

また雨はやみ、しらじらと夜が明けてきた。
いくらなんでも危ないので、車で1時間ほど仮眠を取る。
そしてまた出発。

8時半には初めの目的地、浄土が浜に到着した。
ちなみにここはリバイバルスポットである。
前に来たときに、遊覧船でウミネコにパンを投げるのにハマって、カゴのパンを買い占めるほどパンを投げてしまった。
この教訓を活かし、私は途中のコンビニで密かに食パンを一斤買ってある。

ちょうど8:40にその日の1番船が出るそうだ・・・なんて間がいいこと!
問題はチッチが乗れるかである。
もしチッチが乗れなければ、私は留守番になる。
チケット売り場の人に聞くと、クレートに入れていれば、乗せていいですよ。と許可がでた。(私たちの必死な形相に圧倒されたのかも^^;)

チッチは長旅でまだ寝ぼけマナコだったが、初めて見る海に驚いている。
キョロキョロする間もなくまた、クレートに詰められてご機嫌斜めだ。

さて、いよいよ出港だ。

船が動き出すと、とたんに、朝ごはんを待っていたウミネコが船に集まりだす。
主人はもう待ちきれず、甲板の一番後ろに陣取っている。
ただ、いきなりリュックの食パンを出すわけに行かないので、ウミネコ用にオジサンが売りに来る「ウミネコパン」を待っている。

本来は雄大で幻想的な浄土が浜を海側から楽しむはずなのだが、主人はそれどころではなさそうだ。
500円玉を握り締めて、オジサンが来るのを待っている。
「来た!」
500円を出したら、おじさんはおつりを用意しようとした、すかさず「いや、5個ください」
いい客だ。
ウミネコパンをゲットする間は、甲板最後部のS席は、私とチッチが場所取り係である。
そうこうしている間に、7,80羽は集まっているだろうか・・・
さあショーの始まりだ!

主人が高々とパンをちぎってほおり投げると、待ってましたとばかりにウミネコがダイレクトキャッチだ。
そのうち、手からじかに取ろうとする、大胆不敵な奴も出てくる。

「ほーら、おいで」
「いくぞ!ほれっ」
「あ、お前2個食ったな、じゃあ今度はお前にだ!」

500円分のパンなどあっという間だ。
フフン、予定通りよ。
リュックを15センチほどあけ、車の中でちぎっておいた食パンを出す。
投げても投げても、海面に落ちる間もなく、ウミネコが嘴でつまんでいく。
面白くて仕方が無い。

結局、40分の遊覧を終え、船が港に入る頃には、2回買い足して15個のウミネコパンご購入^^;

今頃ウミネコたちは
「さすが連休の客は気前がいいな」
なんてウワサしているかも知れない。

つづく・・・






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005.05.03 00:04:48
[トライ・トラベル・トラブル] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.