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カテゴリ:トライ・トラベル・トラブル
弘前の桜を堪能し、しっかり花見団子も食べて満足した私達。
次に向かうのは八甲田である。 今夜は珍しく!私たちにしては「超^^;」高級ホテルを予約しているのだ。 もちろんチッチも同室OK。キャンセル待ちをしてやっと取れた宿である。 さて、八甲田。 前回、十和田から弘前、逆ルートを行った時のアホ夫婦の会話。 「随分、雪が残ってるねえ」 「すげえな、壁みたいになってるよ」 「ところで、八甲田山ってどれかなあ?」 「わからねえなあ・・・、お、雪の壁の上に人がいるぜ・・・」 下りてみて、他の人が行く跡を、まねをしてついていった。 「ウワーすごい、なんだろ、ここは~」 ふと下を見てビックリ、私が立っているのは雪没している睡蓮沼。公衆トイレの屋根の上だったのだ。 後で調べて、そこがまさに八甲田で、かの有名な「雪の回廊」であったことを知った時は、あまりの無知さに大笑いである。 観光に来ているんだからさ、ちょっとは下調べしていこうよ・・・(~_~;) 今年の冬は雪が多かったが、急に暖かくなったので融け方も早いそうだ。 果たして前回のように壮大な雪の回廊を、「雪の回廊だ~」って通れるか?? 黒石を過ぎ、102号線をひたすら走る。 温湯を通り過ぎ、394号線へ、道は次第に山道になってきた。 もう少し行くと、高さで有名な「城が倉大橋」を通る。 お恥ずかしい話だが、前回私は車酔いをして、この橋のお手洗いをお借りしてしまった(-_-;)。 過ちは繰り返さぬよう、山道のカーブを楽しみたい主人も、我慢して運転している。 城が倉大橋に差し掛かった。 皆、下りて歩いている、怖いもの見たさの主人も車を停めた。 チッチも行ってみる?? 橋のタモトで私はもうブルっている。 主人と違って、大概のものは怖くない私だが、吊橋の類は怖い。 チッチのリードを握り締める。 チッチはオシッピタイムと思っているようで、テケテケと進んでいく。 「ま~って~えええ~ ぢっぢ~」 最高地点。 「うへ~、シリがムズムズするよおお」←主人。 言葉をなくしている私。 チッチはへのカッパである。 記念撮影をして、へっぴり腰で急いで車に戻る。 前回乗れなかった「八甲田山ロープウエー」にも乗ってみた。 チッチを乗せてもいい、というから乗ったのに、切符を買って張り切って並んだら、係りのおじさんに 「ここは国立公園ですから、山頂に行ったら犬を歩かせないでくださいね」と注意された。 ええーっ、それじゃ意味ないじゃーん。 国立公園内、チッチが歩くと何が悪いのだ? 憤慨していると主人が「やっぱ、チッチがシッコしたりすると生態系が狂うってことだろ」 何をいっとるのだ!自然を破壊して、生態系を狂わせているのは人間じゃないか! ばかーっ。 一気にテンション↓ 山頂からは青森市街、陸奥湾が見えた。 いつか下北も行きたいなあ。 チッチも、下ろしてチッコしなければいいのだろう。と抱っこで記念写真を撮り下山。 気を取り直して。 八甲田で楽しみなのは温泉だ。 酸ヶ湯の千人風呂は混浴なので主人だけ入った。 その間、私とチッチは売店でソフトクリームを食べて待っていた。 チッチの周りに、おばちゃんの人だかりができて、めいめいにチッチをナデナデしてくれた。 でも、チッチはソフトクリームに夢中で、ずっとお尻を向けたまま(~_~;) 皆さん、愛想なくてゴメンナサイ。かわいがってくれてありがとう。 酸ヶ湯を出てしばらく走ると、傘松峠。 いよいよ雪の回廊が始まった。 気温が高いので、どんどん雪が融け、雪の回廊から木の枝が飛び出している。 冬の間ずっと雪に埋もれていた木々。 でも春には元気によみがえるのだ。 自然は強い。 続いて蔦温泉。 ここは初めて訪れた。 駐車場のおじさんにお願いして、チッチを見ていてもらうことに。 蔦温泉は、露天風呂もなく、浴槽もひとつだけのシンプルな温泉である。 連休でごった返していた酸ヶ湯と比べて静かだ。 が・・・思ったより深くて、私は足をすべらせて湯船にドボンと飛び込んでしまった(>_<) 「すっ、すみませーん」 木の浴槽は清潔でとてもいい匂いがした。 でも私はチッチが気になって長湯ができない。 そそくさと切り上げて出てくると当然、主人はまだいない。 チッチを迎えに行き、主人を待っていると、だいぶ経って主人が満面の笑顔で、お肌ツルツルになって出てきた。 「いいね!ここの温泉!!すごく気に入っちゃった!!」 幸せそうである。 湯気をホカホカさせながら、山道を下り、奥入瀬渓流へ 窓を開けると沢の音がしてくる。 石ケ戸から十和田湖へ上っていく。 途中途中で、下りては記念写真。 雪がまだ残っているのに、木々には新芽が葺いている。 阿修羅の流れは雪解け水で嵩を増して、なお一層強く流れる。 雲井の滝でチッチを抱き上げて写真を撮った。 3年前、主人と来て感動した風景を、今度はチッチを連れて歩いている。 それがすごくうれしかった。 日が傾きだすと一気に夕暮れとなる。 もっとゆっくりしたかったが、夕焼けの十和田もみたい。 急いで車に戻る。 子ノ口から山道へ 瞰湖台でちょうど夕日だ。 黄金色に輝く十和田湖。 風はヒンヤリと冷たい。 しばらく言葉もなく湖面を眺め、そして例によってチッチと記念写真。 チッチはもうクテクテしていて、なすがままだ。 疲れたでしょう、ごめんね、チッチ。 でもどうしても、一緒にこの景色を見たかったんだよ。 さあ、宿に行って、ゆっくり休もうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.05.18 22:53:37
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