以前、黒い森のさくらんぼケーキというドイツのケーキについてちょろっと書いた。
ちなみに、ドイツ語ではSchwarzwaelder Kirschtorte。トルテというんですな。
しかし、ドイツ語のトルテは、日本で言う「ケーキ」とほぼ同義。
こちらですが。
誰が作ったんだよーとか、そんな話。
生まれは旧首都のボンの一画、バード・ゴーデスベルクだとか、
いや、そこはヒントがあったところに過ぎないとか、
そして、
テュービンゲンやロイトリンゲンという町で生まれた可能性もあると言う歴史家もいる。
で、これまで調査した限りでは、
黒い森のサクランボケーキって、このあたりではとても有名。
更に、標準的な手作りケーキの本には必ず載っており。
ケーキ屋に行って、このケーキがないところは、滅多にお目にかからない。
これはこれまでで歩いた、西でのお話。
で、最近、
東ドイツでは、「シュヴァルツヴェルダー(黒い森)」なんていわねーよ」という声を耳にしたの。
面白い。
シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテという種類そのものがないのか、
それとも、ニタヨウナモノはあるけど、そうは呼ばないのか、興味があります。
知ってる方、よろしかったら教えてください(ぴかままさんあたり、詳しそう)。
こちらでは、
黒い森のサクランボケーキのことを、単に「シュヴァルツヴェルダー(黒い森の)」としか言わない人も時々いる。
それで話が通じるのである。
そして、さくらんぼトルテという、黒い森のサクランボケーキの後半部分だけを言うと、
それは全然違うサクランボケーキになるんどす。
さて、地方によってこれが違うとすれば、面白い。
というのは、この黒い森のサクランボケーキは、
家庭でもお祝いの際に作られる傾向があり、
他方で、職人技としても有名なモノの一つ。
更に、最近では、冷凍メーカーも乗り出して、全国的に販売しているようでもあるんだけど・・・
ということはですね、
職人業で作られるものというのは、全国的に広まりやすいという傾向をもち、
更に、各種メディアや料理本も含めた活字力の宣伝力や、
全国的な菓子メーカー(手作りから冷凍品まで)の品揃えの伝播力も
いまではかなりすごいモノがあると思うんだけど
でも、東ではそういうこともないのかしら・・・。
情報を待つ。
そして、いろいろなところにお住まいの皆さん、そちらでの情報もお待ちしております(^^)