ガーデニングが趣味の友達とホームセンターに行った。さびしげな冬の庭にきれいな花を植えたいと花の苗を見に行ったのだ。ミニシクラメン、ビオラ、葉牡丹などが冬とは思えないような色鮮やかさで、ビニールの容器に植えられてたくさん並べられている。これまで自分で植えようと思ったこともなかったのに、「花かんざし」と名づけられた小さな花を見たとたんに欲しくなった。名前に魅かれたのである。早速、友人に「これを植えてみたいのだけど」というと、「寄せ植えにするといいんじゃない。私が植えてあげるから」という。木で作った桶のような器と小さな花の苗を何種類か買い求めた。今朝早くには早速植えてもって来てくれた。一度に春が来たような気分である。夏の暑さをさえぎるグリーンカーテンとしてゴーヤやヘチマ、朝顔を植えたことがあるが、本格的に花を買ってきて植えた(自分ではないが)のは初めてである。花を愛でるような余裕ができたということなのか…。 仲良しの嫁は「お母さん、植えるのなら食べられるものがいちばんです」と笑わせてくれるが、この寄せ植えを見てみんながどんな反応を示すのか楽しみである。
昨日は冬至。かぼちゃの煮物を作ろうと思っていたら、裏のおばぁちゃんが「家で作って持っていってあげますからネ」と言ってくれたので行為に甘えた。近所のおじいちゃんが届けてくれた柚子をいれてゆっくりと入浴を楽しんだ。冬至は一年でいちばん日が短かく、この日から日脚が伸びるというが、寒さはこれからが本番である。月を眺めながらのウオーキングも手袋が必要となってきた。朝起きて雨戸を開けると畑は霜で真っ白である。相模湖で迎えた初めての冬は、雪が降ったのだろうかと思ったくらいだった。畑の緑もだんだん少なくなり、紅葉が終わった周りの山の風景もさびしくなってきた。今年も気合を入れて相模湖の冬を迎えよう。