ハグマと名の付くものが狭山丘陵にはいくつかあると思うのですが見たことがあるのはまだ二種類だけです。
まずカシワバハグマ。
これを一番見かけるかもしれません。
少し暗い雑木林の下草の中にかなり咲いています。
ハグマ:チベットにいるヤクのことを羽熊(ハグマ)といいます。
この花の白色の頭花がヤクの尾の毛で作る仏具の払子(ほっす)に似ているので付いた名前のようです。
カシワバハグマ(柏葉白熊)
キク科コウヤボウキ属
カシワバハグマのカシワは柏の葉っぱに似ているからという事です。(余り似ているとは思えないんですが・・・)
花はコウヤボウキ属の雰囲気で十本前後の頭花を付けくるくると巻いた花が地味ですが愉しいです。
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こちらはオクモミジハグマ、モミジハグマ属です。
頭花は三つの筒状小花からなり、五裂した花びらがくるくると巻いています。
オクモミジハグマ(奥紅葉羽熊)
キク科モミジハグマ属
全体を撮るのは難しいです
どちらも先日載せたナガバノコウヤボウキや昨年秋に載せたコウヤボウキによく似た特徴のある花弁や蕚ですね。
他にもこの狭山丘陵にはキッコウハグマがあるのではないかと探しているのですがまだ見つかりません。
秩父や飯能、加治丘陵などでは確認しているので、きっと見落としているのではないかと・・・
狭山丘陵にて 9月27日撮影
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追伸:先週末桧原村の天狗滝の近くに秋の花を求めて行って来ました。
珍しい花を見つけたのであとでまとめて載せていこうと思ってます。